8月4日のラジオ番組、ニッポン放送のOK! Cozy Up!という番組で、全国民に『1人20万円』配っては?という意見がありました。
世耕参院幹事長がコロナ追加支援策として、30兆円規模の補正予算を編成すべきだと述べた事を受け、MCの飯田浩司氏とコメンテーターの佐々木俊直氏の話で、支援金の遅さ、支給対応が全くされないという問題を踏まえ、「いっそのこと全国民に『1人20万円』配っては?」という発言がありました。
コロナの感染者数、政府対応など惨憺たる状況の現在、国民の理解を得るためにも、このような思い切った施策は不可欠ではないかと思えてしまいます。
この現状と、おそらく相当な数の方が苦しんでいる現状で、早く確実に届く支援、そして行動抑制を実現する施策をぜひ実現してほしいと感じます。
全国民に「1人20万円」配っても25兆円~コロナ支援の財政出動の繰越金30兆円
動画でもいろいろ話しています。
自民党世耕参院幹事長が 30兆円規模の今年度の補正予算案を編成すべきと発言、 これを受けてニッポン放送のラジオ番組では、 「全国民に『1人20万円』配っても25兆円~ コロナ支援の財政出動の繰越金30兆円」という話題も
あまりニュースでは話題にならなかったが・・・
- 8月3日、前の音声をUPした後に、 「新型コロナウイルスの経済への影響が長期化する中、自民党の世耕参議院幹 事長は、飲食業などの事業者や生活に困っている世帯への追加の支援策が必要 だとして、30兆円規模の今年度の補正予算案を編成すべきだという考えを示す」 という報道がNHKから
- 新型コロナウイルスの経済への影響が長期化していることについて「飲食店や観光業 、生活に困窮する家庭などへの支援策を徹底することが極めて重要だ。今年度予算の 予備費の終わりが見えてくれば、できるだけ早く補正予算も考えていかなければならない」
- 「GDP=国内総生産の需給ギャップが30兆円程度あるので、それを埋める規模にするのは 当然だ」と述べ、「今年度」に30兆円規模の補正予算案を編成すべきだという考え
- 「(需要不足を)埋める規模の真水(国による直接の財政支出)が必要だ」
- さすがに政権側も、いろいろな意味で早急な対策の必要性を感じているのではないか
ニッポン放送 飯田浩司のOK! Cozy Up !では、飯田アナウンサーと ジャーナリストの佐々木俊直 (としなお)さんが、この話題に言及
佐々木さんの意見として・・
- 当時の安倍首相がGDPの4割、230兆を使うとしたが、 実際にはGDPの7%程度しか真水、国費への投入がない
- 持続化給付金詐欺などあって締め付けたんじゃないか
- 飲食店の協力金も、1月2月に申請したものが 未だに降りてこないという声がある
- 半年降りてこなかったら持たないので 休業要請破る
- 佐々木氏もいくつか給付金を申請したが、まったく下りない。 3ヵ月くらい経っても何の返事もないものがいくつかある
- 金を出し渋りすぎじゃないか
- 追加支援、もっと緩くした方がいい
- 結果30兆が余ったわけで、世耕参院幹事長の 言うとおり、やるべき
- 30兆円あまりがあるんだったら、 追加支援をガンガンやるべきで、緩くした方がいい
- こういう声も出ているが、30兆円あるんなら、 1億2千万人なら一人二十何万円くらい、 いっそまとめてドカンと全員に一人当たり20万ずつ配るとか やっちゃってもいいんじゃないの
飯田アナ
- 各省庁の予算執行状況調査
- 特別定額給付金で12兆4千6百億円
- 2倍にしても24兆9千2百億円
佐々木さん
- デルタ株が蔓延している
- 西浦教授が、8割接触を抑制しても、減らせない、 ロックダウンするしかない
- ロックダウンを求める声が高まっている
- 補償をすればロックダウンをしてもいいという声が高まっているんだけど、 ロックダウンは刑事罰を伴う封鎖、 外出したら逮捕、店やったら強制捜査とか、 そこまで許容できるのか議論の必要がある
- 最終的には移動の自由や営業の自由など基本的人権の侵害に繋がるおそれ
- 緊急事態条項を、歯止めをかけるために使うべきではないか
飯田氏のラジオ番組は、言うべきはことはしっかりというという スタンスを保っているが、 今回飯田氏と佐々木氏で、 25兆円をドカンとばらまけという 話になるのは正直いい意味でびっくりした
- 行動抑制と給付金の問題をとりあえず切り分け、給付金について考える
- 確かに、今のまま積み残して置くより、前回の特別定額給付金と同じ要領で、 変な事務局を置くこともなく、一気に 一人一律20万で配ってしまえば、 所得による線引き、貰えない側の不公平感や、事務作業、制度が届くべき人に届かない という事態が軽減できるのでは
- また、需給ギャップにおいて、需要が様々な分野で冷え込んでいるため、 そこを埋めるためにも、2021年度、つまり今年の早いうちに補正予算をぶち込むべき
- 佐々木氏も、「一律定額再給付を求める声も出ている」という発言も
- 本日東京の感染者が4,166人、全国で14,207人(8/4 18:00 NHK)とどちらも過去最高を記録している
- この状況では、行動抑制を呼びかける上でも、早急に支給することを明確にした方がいいのではないか
- 加えて、多くの人がTwitter等SNSや、メディア等 様々な形で、きちんと主張していくことが必要
- また、こういう動画がSNSで広がったり、今回のラジオの発言が広がると、 国の側も「やらなければ」となる
- 特に世耕参院幹事長はネットにも精通しているので、 ネットから見える世間の風を読む意志があると思う
- また、現在はオリンピックで盛り上がっているから、問題から 目がそらされている面があるが、宴の後に大炎上が起こるかもしれない
- ぜひ早急に、政権与党として思い切った決断をして欲しいと感じる
- 30兆円が宙に浮いている状態で、今やらなくていつやるのか
- ある意味、山が動いたという意味で、世耕参院幹事長の発言は大きな意義があると思う
- いろいろ意見が変わって申し訳ないが、単純に全員に20万円を再配分できるのなら、その方がよい
- 一般の人の、困窮者に対する「そっちだけもらって・・・」という思いを減らせる
- そして残るは実行とスピード、躊躇なく一律20万円支給でやるべき