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国債の金利が上がれば受け取る利息も増える?固定金利と市場価格の違い

情報確認日:2026年10月15日

すでに持っている固定金利の国債は、市場金利が上がっても受取利息が増えません。変わるのは市場で売買される価格や、これから買う国債の利回りです。個人向け国債の「変動10年」は半年ごとに利率を見直すため、受取利息が変わります。まず保有商品の正式名称と発行回を確認してください。

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表面利率と利回りは、分母が違う

国債の「利率」は、額面に対して毎年どれだけ利子を払うかを示します。固定利付の国債では、この約束が市場のニュースに合わせて変更されるわけではありません。

一方「利回り」は、購入価格に対して得られる利子や、償還までの価格差を考慮する指標です。購入価格が変われば、同じ利子を受け取る債券でも利回りは変わります。

日本銀行の用語説明も、国債の利子は発行時に決まり、国債価格が上がると利回りが低下し、価格が下がると利回りが上がる関係を示しています。日銀「国債金利」

「長期金利が上昇」というニュースは、代表的な国債の市場利回りを指すことが多く、手元の国債の表面利率が自動で上がるという知らせではありません。

固定利付債で起きることを、仮定で確認

額面100万円、年の利子1万円の固定利付債を考えます。市場価格が100万円から95万円へ下がっても、額面に対する年の利子は1万円のままです。売却すれば、受取額はそのときの市場価格に左右されます。

この場合、利子だけを購入価格で割った割合は1万円÷95万円、約1.05%です。ただし、これは満期までの値上がり・値下がりを含む最終利回りではありません。利回りを説明するための仮定であり、実際の販売価格や推奨商品でもありません。

償還時には額面が基準になりますが、額面より高く購入した人は購入価格との差も考える必要があります。「満期に額面が戻る」と「買った金額がそのまま戻る」は、市場で購入する債券では同じとは限りません。

個人向け国債の三種類は、別に確認する

財務省が発行する個人向け国債は、商品名で利率の扱いが分かれます。財務省の商品概要

商品 利率の扱い 見直し・満期
変動10年 基準金利×0.66 半年ごとに見直し、10年満期
固定5年 発行時の利率を維持 5年満期
固定3年 発行時の利率を維持 3年満期

三商品とも利率の下限は年0.05%、利子の受取は年2回です。固定5年・固定3年の新規募集分も、市場金利に応じて募集時の利率が設定されますが、購入済みの発行回の利率が変更されるわけではありません。

変動10年の基準金利は、財務省が定める10年固定利付国債の入札の平均落札利回りです。毎日のニュースの数字を、その日の自分の適用利率に代入する計算ではありません。利子計算期間と対象の入札を確認します。

個人向け国債の中途換金は、市場売却と異なる

個人向け国債は、額面100円につき100円で購入・償還する商品です。通常は発行から1年経過すれば中途換金できますが、直前2回分の各利子の税引前相当額に0.79685を掛けた金額が差し引かれます。

そのため、固定利付債を市場価格で売る例を、個人向け国債の中途換金にそのまま当てはめてはいけません。個人向け国債では、この調整額と換金可能日を確認することになります。

災害救助法が適用された大規模な自然災害による被害や、保有者本人の死亡では、1年という期間にかかわらず換金できる特例があります。該当する場合は取扱金融機関に必要書類を確認してください。

利子には通常20.315%の税金が差し引かれます。障害者などの非課税貯蓄制度が適用される場合は扱いが変わるため、税引前の利率と口座に入った額を単純に比較しないことも大切です。

口座画面で確認する五つの項目

保有商品を判断するときは、金融機関の残高画面や取引報告書で、正式名称、発行回、額面、取得価格、適用利率を見ます。「国債」という表示だけでは、固定利付債か個人向け国債かを区別できない場合があります。

財務省の個人向け国債の入口から、自分の発行回の条件や商品概要を確認します。市場で売る商品なら、金融機関に売却価格・経過利子・手数料を含めた受取額を問い合わせます。

市場金利の上昇、固定利息の継続、市場価格の下落は同時に起こり得ます。自分の利息が増えるかという問いは、ニュースの金利だけでなく、契約した商品の利率の仕組みから答えを確かめることになります。

参照資料

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執筆・検証:カネさん(政経プラスチャンネル運営)+ ChatGPT

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