本文へ移動

片山安孝氏が選挙カーの「尾行」を訴え 支持者の撮影との指摘に何を思うか

片山安孝氏が、選挙カーを追う車両に不快感を示しました。ところが、その車は応援に来ている人たちのものではないか、という指摘が相次いだ。動画で私が引っかかったのは、支持者の撮影と陣営の意向がかみ合わないまま、選挙活動の負担になっているように見えたことです。

高砂市の県議補選が告示された翌日、2026年10月17日の動画では、本人の投稿、中島由美子氏の配信を紹介する映像、寄せられた反応を取り上げました。車両の所有者や指示者を確定できたという話ではありません。

広告

▶ 政経プラスチャンネルの最新解説動画

チャンネル登録して、新しい解説を受け取る

片山氏は何を訴えていたのか

10月17日朝の片山氏の投稿は、選挙運動を始めてから、不愉快な現象が起きているという内容でした。選挙カーを絶えず追う車があり、三種類の車が交代しているような印象を受けたとしています。

依頼していないのに選挙カーを撮影されていること、移動に合わせてほぼ常時行われていること、運転するスタッフの心理的な負担が大きいことも述べ、警察署に相談すると表明しました。

ここで、誰かが組織的に指示したという部分まで確定したわけではありません。「そういう印象を受けた」と本人が書いた話です。相手の身元も目的も分からないまま、犯罪や選挙妨害が成立したと書くことはできません。

その上で、スタッフが負担を感じているという訴えは、支持者にも届くようにはっきり伝える必要があります。相手が応援のつもりなら、なおさらです。

「あなたの支持者では」という指摘が出た理由

動画では、群馬県から来た村議とその仲間ではないか、という返信や、菅野完氏らの指摘を紹介しました。中島由美子氏が片山氏を応援するため高砂に来ていることと、配信に映る動きから、車両は支持者側なのではないか、という見方でした。

ただ、配信に移動の様子が映っていることと、片山氏が書いた三種類の車をすべて同定できることは同じではありません。私も動画では、その食い違いに驚き、皮肉を交えましたが、車の所有者や依頼関係を調査して確定したわけではありません。

紹介した映像では、どこへ向かうかを相談し、ほかの人へ電話するよう促すやり取りが続きます。追いかける側が陣営の予定を把握しているようには見えない場面もありました。応援しているはずなのに、本人から負担を訴えられる。そこが、この騒ぎのちぐはぐなところです。

中島氏の配信では、選挙カーが出発するときに拍手を送り、気持ちよく選挙運動をしてもらうことが目的だ、という説明も紹介しました。応援したい気持ちを語る一方、片山氏は依頼していない撮影と心理的負担を訴えている。その両方が並ぶと、「応援だから」で済ませてよいのか、という疑問が残ります。

「応援している気持ちは同じ」で片付けられない

コメント欄には、片山氏を応援する気持ちは同じだから、それぞれの立場で応援すればよいという声もありました。片山氏の訴えを知っているようなコメントもあり、配信者側の受け止めと、周囲の評価が入り交じっています。

私は、ここを好意の話だけで片付けるのは難しいと思いました。候補者を撮影して配信する側には、自分の視聴者がいます。その配信が盛り上がることと、現場の選挙活動が円滑に進むことは、必ずしも一致しません。

谷川俊規氏も投稿で、片山氏との同級生としての関係に触れながら、味方であるはずの人たちの行動に疑問を示していました。支持しているからこそ、迷惑をかける行動に困るという問題が見えてきます。

なお、この投稿の途中には、谷川氏自身が別の集団から受けているとする迷惑の話も含まれます。そこで使われた強い言葉まで、片山氏の選挙カーを追う人たちの発言としてつなげることはできません。

動画の最後に私が言ったのは、片山陣営も、嫌なら明確にノーと言った方がよい、ということでした。曖昧なままでは、応援する側が自分の活動を正当化し、さらに行動を広げかねない。本人の訴えが本気なら、その相手に届く形で伝えてほしいと思います。

取材依頼への対応も、別のところで問われていた

同じ動画では、ジャーナリストの松本創氏の取材対応についての投稿を取り上げました。松本氏は、取材依頼の手紙を事前に入れていたものの、封を切らずに返されたと説明しています。

私は、その対応は失礼だと感じました。取材に応じない判断をすることはあっても、県議候補として説明を求められたことに、どう向き合うのか。ネットで自分の発信だけを見せる姿勢と重なるように見えたからです。

ただし、ここで確認しているのは松本氏が述べた自分への対応です。動画ではマスコミ全面拒否という強い表現も使いましたが、この一件から、すべての記者、すべての媒体への対応を確定することはできません。

松本氏は続く投稿で、反マスコミ感情に訴える発信のあり方も批評していました。私も、批判的な取材を避け、自分に好意的な発信だけで届く説明にしてしまうなら、過去の対応への疑問が残ると思います。その一方で、依頼していない応援配信には困っているという。今回の騒動は、その発信のあり方を考える場面でもありました。

元副知事として問われてきたことは残る

動画には、元西播磨県民局長への対応や、百条委員会での発言を厳しく批判する声も登場します。片山氏が県議選に出ることへの怒りが、投稿への反応にも表れていました。

私も、行政の立場で行ってきたことについて、立候補したからといって説明が不要になるとは思いません。ただ、個々の死との因果関係や犯罪の成立を、この車両の投稿から認定することはできません。その点まで断定する言葉を広げることはしません。

今回の動画で問いたかったのは、陣営の外にいる人へ不快感を表明するだけで、問題が解消するのかということです。応援のつもりで動く人にも、取材を求める人にも、片山氏自身がどう説明し、どこまで受け入れるのかを示す必要があると思いました。嫌なものは、支持者に対しても明確に伝えてほしい。そこを曖昧にしたままでは、同じ食い違いが続いてしまいます。

選挙の日程と候補者情報は、兵庫県選管の案内と高砂補選の関連記事をご覧ください。

執筆・検証:カネさん(政経プラスチャンネル運営)+ ChatGPT(構成・出典確認の補助)

ほかの記事を探す
ホームで目的から探す →
タイトルとURLをコピーしました