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葉梨康弘国家公安委員長の経歴 警察庁出身、法務・農水副大臣を経験した治安行政担当

葉梨康弘国家公安委員長の経歴 警察庁出身、法務・農水副大臣を経験した治安行政担当|政経プラスチャンネル公式ブログ 国政・政策

2026年9月17日の第2次高市改造内閣で、葉梨康弘氏が国家公安委員会委員長に就きました。葉梨氏は警察庁の出身で、2022年には法務大臣を務めましたが、就任約3か月で辞任しています。今回はそれ以来の閣僚復帰です。

国家公安委員長は、警察庁を管理する国家公安委員会のトップです。警察官僚出身の政治家が就くことは珍しくありませんが、葉梨氏の場合は、前回の閣僚辞任の経緯もあわせて見られる人事になりました。本稿では、公表された経歴と報道をもとに整理します。

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基本プロフィール

氏名 葉梨 康弘(はなし やすひろ)
生年月日 1959年10月12日(就任時66歳)
出身 東京都
選挙区 衆議院 茨城3区(当選8回、NHK報道)
学歴 東京大学法学部卒業
前職 警察庁
閣僚経験 法務大臣(2022年8月〜11月)

経歴の歩み

1982年 東京大学法学部を卒業し、警察庁に入庁
警察庁時代 在インドネシア日本国大使館一等書記官、警察庁少年課理事官などを歴任。報道などでは岩手県警・兵庫県警の捜査第二課長も務めたとされる
1999年 退職し、衆院議員・葉梨信行氏(義父)の秘書に
2003年11月 衆院選で初当選
2009年 衆院選で落選
2012年12月 衆院選で国政に復帰
2013年9月 財務大臣政務官(第2次安倍内閣)
2014年9月 法務副大臣兼内閣府副大臣(第2次安倍改造内閣)
2016年 衆議院法務委員長
2017年8月 法務副大臣兼内閣府副大臣(再任)
2022年8月 法務大臣(第2次岸田改造内閣)で初入閣
2022年11月 発言の責任をとって法相を辞任
2026年9月 国家公安委員会委員長に就任

2022年の法相辞任

葉梨氏は2022年11月、自民党議員の会合で、法相の職務について「死刑のはんこを押す」ときだけニュースになる地味な役職、という趣旨の発言をしました。発言は批判を受け、同月11日に辞表を提出し、岸田首相が受理しました。事実上の更迭と報じられています。

今回の起用について、報道では本人が「実績で示したい」と述べたと伝えられています。また産経新聞は、首相と治安政策を積み上げてきた関係を起用の背景として報じています。過去の辞任とどう向き合い、職務の重さをどう語るかは、就任後の会見や国会答弁で確かめる必要があります。

2026年9月の改造内閣での担当

  • 国家公安委員会委員長
  • 領土問題担当
  • CBRNEテロ対策担当(化学・生物・放射性物質・核・爆発物を使ったテロへの対策)
  • 内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、消費者及び食品安全、アイヌ施策)

第2次高市内閣では、国家公安委員長が防災と海洋政策も担当していました。改造後、防災は復興相、海洋政策はデジタル相の担当に移り、代わりに沖縄・北方対策や消費者行政が加わっています。担当の幅は治安から消費者保護まで広く、優先順位の示し方も注目点です。

茨城新聞によると、義父の葉梨信行氏もかつて国家公安委員長を務めています。

警察庁と法務行政での経験

警察庁で捜査・少年行政に携わり、議員になってからは法務副大臣や衆院法務委員長を重ねてきました。刑事司法と治安行政の両方に通じた経歴で、担当分野との重なりは大きいといえます。

一方で、国家公安委員会は、警察の政治的中立を保つための合議制の機関です。警察出身の委員長が、組織の内側の論理から距離を置いて管理できるかが問われます。

今後の課題:警察の中立性と、過去の法相辞任への説明

  • 就任会見・国会で、2022年の辞任理由をどう説明するか
  • 警察の不祥事や捜査手法の問題に、管理する立場としてどこまで踏み込むか
  • CBRNEテロ対策や領土問題で、具体的な体制や予算の説明があるか
  • 消費者行政で、悪質商法や食品安全の対策をどう位置づけるか

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