2026年9月5日更新
渡辺美穂県議は太宰府市選出で、公式プロフィールの当選回数は3回です。9月1日版の公式プロフィールでは県民の声ふくおかに所属しています。公式プロフィール
| 記録の時点 | 確認内容 |
|---|---|
| 2026年8月17日 | 民主県政県議団に所属。採決中止動議には反対 |
| 2026年9月1日版の公式情報 | 県民の声ふくおか/農林水産委員会、再生可能エネルギー等調査特別委員会 |
| 本案への投票 | 辞職勧告決議案は採決されず、実際の投票記録はない |
不登校の子どもの健康診断まで質問を広げた
2026年6月17日の質問では、不登校の子どもが健康診断を受ける機会も取り上げました。教育長は県医師会などと対応策を協議すると答えています。録画一覧、県議会だよりの答弁要旨
この答弁要旨だけでは、健康診断を受けられていない不登校児童生徒の母数や調査対象、割合は分かりません。対象範囲を示さずに未受診率を一般化しないよう注意が必要です。
民泊は「件数」と「効果」を分けて読む
同じ質問への県答弁では、民泊ガイドライン導入直後で、苦情が減ったかどうかはなお見極める必要があると説明されています。県議会だよりの答弁要旨
公式の採決結果ページに何が載っているか
旧稿は採決中止動議の可決が公式サイトに掲載されていると説明していますが、確認した8月臨時会の採決結果ページは専門的知見の活用に関する議案の可決を掲載しています。動議への渡辺県議の反対はTNC詳報の氏名掲載を出典にし、資料の役割を分けます。公式採決結果、TNC詳報
渡辺美穂県議は、2023年6月の福岡県議会で投票率を質問した議員です。
その渡辺県議が、議長職辞職勧告決議案の採決を止める動議に反対しました。
2026年8月17日の臨時会では、蔵内勇夫議長への議長職辞職勧告決議案が提出されました。林泰輔県議が採決中止動議を出し、賛成49、反対35で可決。本案は採決されませんでした。
渡辺県議が辞職勧告決議案へ賛成する予定だったかは分かりません。
確認できるのは、採決を止める動議へ反対し、有権者が各議員の判断を確認できる機会を守る側に立ったことです。
投票率の低下を県政課題として取り上げた議員が、議会では自らの判断を見える形にする方向へ投票した。この点には一貫性があります。
渡辺県議は、子ども、障がい者、里親、ヤングケアラー、不登校、母子支援、学校保健など、声を上げにくい人の制度を幅広く質問してきました。
政経プラスは、採決を止めなかった判断を評価します。
▼採決中止動議の賛成・反対議員一覧
福岡県議会・採決中止動議の賛否一覧|49人と35人の全氏名
渡辺美穂県議の基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 渡辺美穂(わたなべ・みほ) |
| 選挙区 | 太宰府市 |
| 会派 | 県民の声ふくおか(9月1日版公式) |
| 当選回数 | 3回 |
| 生年月日 | 1962年4月1日 |
| 年齢 | 64歳(2026年8月24日現在) |
| 常任委員会 | 農林水産委員会 |
| 特別委員会 | 再生可能エネルギー等調査特別委員会 |
| 県議以前 | 太宰府市議会議員 |
9月1日版の県議会公式プロフィールでは、太宰府市選出、県民の声ふくおか所属、当選3回と記載されています。
立憲民主党は2023年県議選で渡辺県議を推薦候補として掲載しました。
党籍と会派は同じ意味ではありません。この記事では、現在の会派は県議会公式プロフィールに従い、政党関係は確認できた推薦情報の範囲にとどめます。
2023年県議選は9,190票でトップ当選
太宰府市選挙区は定数2に3人が立候補しました。
| 候補者 | 得票 | 結果 |
|---|---|---|
| 渡辺美穂 | 9,190票 | 当選 |
| 宮原伸一 | 8,001票 | 当選 |
| 平川由紀子 | 4,727票 | 落選 |
渡辺県議はトップ当選。2位の宮原県議に1,189票差をつけました。
同じ太宰府市選出の宮原伸一県議は、自民党県議団に所属し、採決中止動議に賛成しました。
渡辺県議は反対です。
太宰府市の有権者は、同じ選挙区の2人が、議長問題をめぐる議会手続で正反対の判断をしたことを比較できます。
県議会で投票率を質問した意味
渡辺県議は2023年6月、投票率について一般質問しました。
投票率が低ければ、議員や首長が無効になるわけではありません。ただ、政治参加の偏りが大きくなり、若者、子育て世代、転入者などの声が結果へ反映されにくくなるおそれがあります。
投票率を上げるには、啓発だけでなく、候補者と議員の判断が見えることが重要です。
何を質問したか。どの議案へ賛成・反対したか。選挙時の公約をどう実行したか。
今回、本案が採決されなかったため、辞職勧告決議案への各議員の判断は見えなくなりました。
渡辺県議は、その採決中止に反対しました。
投票率を問う議員として、有権者が判断材料を得られる側へ立ったことは評価できます。
ヤングケアラーと子育て支援
渡辺県議は2022年6月、保育人材とヤングケアラーを質問しました。
ヤングケアラーは、家族の介護、看病、家事、きょうだいの世話などを日常的に担う子どもや若者です。
本人が家族を支えることを当然と考え、困りごとを訴えない場合もあります。学校、福祉、医療が連携し、本人の学習、進学、休息を保障する必要があります。
2024年6月には母子への支援、2025年6月には養護教諭の医療的な対応を取り上げています。
子どもを家庭の責任だけへ置かず、学校と地域の支援につなぐ質問が継続しています。
里親、児童養護、放課後等デイサービス
2023年9月、渡辺県議は里親制度を質問しました。2023年12月には放課後等デイサービス、2025年9月には子育て休業を取り上げています。
里親制度は、家庭で暮らせない子どもを社会全体で育てる仕組みです。里親の確保だけでなく、研修、相談、委託後の支援、実親との関係、進学・自立まで支える必要があります。
放課後等デイサービスは、障がいや発達上の特性がある子どもの生活と学びを支えます。事業所の質と人材不足、学校との連携が課題です。
渡辺県議の質問は、制度へつながった後の生活まで見ようとしています。
障がい者の合理的配慮と雇用
2023年2月、渡辺県議は透析患者への合理的配慮を質問しました。
透析には定期的で長時間の通院が必要です。就労や災害時の避難、医療機関への移動に特有の課題があります。
2025年9月には精神障がい者の雇用を取り上げました。
雇用率を達成するだけでなく、職場定着、短時間勤務、通院への配慮、相談支援、上司や同僚の理解が必要です。
渡辺県議は2017年の質問で睡眠障害も扱っており、外から見えにくい健康上の困難を県政課題へ載せてきました。
不登校を繰り返し議会で扱う
渡辺県議は2024年12月に不登校を質問し、2026年6月にも不登校を取り上げました。
不登校の子どもを、学校へ戻すことだけで評価してはいけません。学習機会、居場所、相談、医療、フリースクール、保護者支援、進路を組み合わせる必要があります。
一度質問して終わらず、再び取り上げたことは、制度が実際に機能しているかを追う姿勢です。
質問した事実と、施策の成果を渡辺県議一人へ帰属させることはできません。
それでも、継続して行政へ答弁を求め、記録へ残したことは議員活動として確認できます。
個人情報漏えいと自転車ルール
渡辺県議は2023年12月に個人情報漏えい、2025年12月には道路交通法上の自転車ルールを質問しました。
行政の個人情報漏えいは、単なる事務ミスではありません。被害を受ける人へ説明し、原因を特定し、再発防止策を公開する必要があります。
自転車の交通ルールは、通勤・通学、高齢者、子ども、歩行者の安全に直結します。取締りだけでなく、道路環境と周知が欠かせません。
どちらも、決まりを作るだけでなく、県民に分かる形で説明し、運用を検証する課題です。
採決中止に反対した渡辺県議の判断も、政治判断を県民から見える形へ置く方向でした。
農林水産委員として地域と食を担う
渡辺県議は現在、農林水産委員会に所属しています。
太宰府市は住宅地と観光地の印象が強い地域ですが、県政では食料、農地、森林、鳥獣対策、農産物価格など県全体の課題を審査します。
渡辺県議は再生可能エネルギー等調査特別委員会にも所属し、2021年9月にカーボンニュートラルを質問しました。
農林業と脱炭素は、森林吸収、営農型太陽光、地域電力、災害対策などで交わります。
委員会所属を実績と呼ぶだけでは足りません。今後は、物価高の中で農家所得と消費者負担をどう両立させるか、具体的な提案が問われます。
TNC調査では反対議員への評価が60.4%
TNCが県内有権者1,020人へ行った緊急調査では、採決中止を「不適切な対応で納得できない」とした回答が75.0%でした。
「採決を行い各議員の賛否を明らかにすべきだった」は79.0%です。
民主県政県議団の反対議員を評価する回答は60.4%、賛成議員を評価する回答は11.4%でした。
渡辺県議個人を対象にした調査ではありません。
ただ、投票率を問い続けた県議が、議員の判断を有権者へ見せる方向に投票したことは、多数の調査回答とも一致します。
投票率を問うなら議員別賛否も公開すべき
県議会の8月臨時会採決結果ページで掲載が確認できるのは、専門的知見の活用に関する議員提出第2号議案の可決です。採決中止動議の可決や個人別賛否は同ページに掲載されていません。
渡辺県議の反対は、TNC記者が確認した賛成49人の名簿と、県議会公式名簿、採決不参加者を照合して確認したものです。
有権者へ投票を呼びかけながら、議員が何へ賛成・反対したかを簡単に確認できない状態では、政治参加の材料が不足します。
投票率を県議会で質問した渡辺県議だからこそ、選挙啓発と議会情報の公開をセットで進める役割があります。重要動議の個人別結果を公式サイトに残す改革へ踏み込んでほしいところです。
渡辺美穂県議に答えてほしい7つの質問
- 採決中止動議に反対した最大の理由は何ですか。
- 辞職勧告決議案が採決されていたら、どちらへ投票する予定でしたか。
- 投票率を質問してきた立場から、個人別賛否が公式公表されない現状をどう考えますか。
- 同じ太宰府市選出の宮原県議と判断が分かれたことをどう説明しますか。
- 会派が10対10に割れた協議過程をどこまで公開できますか。
- 採決中止が若者の政治不信へ与える影響をどう見ますか。
- 重要投票の議員別結果を県議会サイトで公開する改革を提案しますか。
よくある質問
Q1. 渡辺県議は辞職勧告決議案に賛成しましたか?
断定できません。本案は採決されず、確認できるのは採決中止動議への反対です。
Q2. 2023年県議選の得票数は?
9,190票でトップ当選でした。
Q3. 太宰府市のもう一人の県議はどう投票しましたか?
自民党県議団の宮原伸一県議は採決中止動議に賛成しました。
まとめ
- 渡辺美穂県議は太宰府市選出の3期目。9月1日版公式では県民の声ふくおかに所属
- 2023年県議選は9,190票でトップ当選
- 農林水産委員、再生可能エネルギー等調査特別委員
- 投票率、ヤングケアラー、里親、不登校、障がい者雇用、母子支援を質問
- 採決中止動議に反対
- 同じ太宰府市選出の宮原伸一県議は賛成
投票率を高めるには、投票を呼びかけるだけでは足りません。
議員が何を考え、どのように投票したかを見えるようにする必要があります。
渡辺県議が採決中止へ反対した判断を評価します。この一票を、反対理由の説明と議員別投票結果の公式公開へつなげてほしいと思います。


