2026年の国民生活基礎調査は、無作為に選んだ世帯の暮らしと所得を調べる調査です。世帯票の対象は約5万5千世帯、所得票はその一部の約1万3千世帯。結果は2027年夏ごろの公表予定です。
この記事は、2026年7月26日時点の調査案内を整理しています。現在の回答受付を案内するものではありません。
調査員は調査員証を携帯し、オンライン回答用のIDなどの書類を配ります。厚生労働省は、電話や電子メールで調査内容を問い合わせません。家族構成などを電話で聞かれた人は、配布された案内の公式窓口に確認してください。
2026年は、世帯の状況と所得を調べる簡易調査
厚生労働省は1986年から、保健・医療・福祉・年金・所得など、暮らしの状況を調べています。統計法で国の重要な統計と位置付けられた「基幹統計」です。3年ごとの大規模調査の間は、世帯の基本事項と所得を中心に簡易調査を行います。
2026年は簡易調査年です。厚生労働省は、結果を「2026年国民生活基礎調査の概況」として公表する予定です。集計した回答は、所得や世帯構成を把握し、健康・福祉施策を考える基礎資料になります。
世帯票は5万5千世帯、所得票はその一部が対象
| 区分 | 対象と内容 | 2026年の規模 |
|---|---|---|
| 世帯票 | 無作為に選ばれた世帯。世帯員数などを含む基本的な状況を確認する | 約5万5千世帯 |
| 所得票 | 世帯票の対象からさらに無作為抽出された一部世帯。所得の状況を確認する | 約1万3千世帯 |
所得票は、世帯票の対象からさらに一部を選んで配ります。世帯票だけが届く世帯もあります。所得票で尋ねるのは、前年の2025年の所得などです。
対象は統計的な方法で無作為に選ばれ、選ばれた世帯には統計法13条の報告義務があります。答え方や訪問者の身分が分からない場合は、調査員証と配布書類を確認し、公式窓口に問い合わせてから回答してください。
世帯票は6月、所得票は7月の調査
2026年の案内では、世帯票は5月22日からオンライン回答が可能となり、6月4日以降に調査員が紙の調査票を回収する日程でした。所得票は7月3日からオンライン回答、7月9日以降に回収する日程です。
回答方法はオンラインと紙から選べます。どちらも難しい場合は、郵送でも回答できます。元記事で参照した案内では、オンライン回答が確認されれば、調査員は回収のために訪問しないとされていました。
本物の調査員かを確認する3点
国民生活基礎調査を装って個人情報を取ろうとする「かたり調査」への注意も必要です。厚生労働省が示す確認点は明確です。
- 調査員は都道府県知事、市長、区長に任命された特別職の地方公務員で、調査員証を見える位置に携帯します。
- 調査内容を電話や電子メールで問い合わせることはありません。電話で家族構成などを聞く連絡は、公式調査の手順と合いません。
- 不審な訪問や連絡があれば、対象世帯は事前に配布された「調査のお知らせ」等に載る窓口で確認します。相手が示した電話番号へ折り返しません。
回答を急かされた人も、まず相手の身分と公式窓口を確かめてください。調査への報告義務があっても、未確認の相手に個人情報を渡す必要はありません。
回答は統計に使い、調査関係者は秘密を守る義務を負う
厚生労働省は、回答内容を統計作成以外の目的で使わないと説明しています。調査員、厚生労働省職員、自治体職員には統計法41条に基づく守秘義務があります。
調査からは、児童のいる世帯や高齢者世帯の割合、世帯主の年齢別の平均所得などを把握できます。数字が家計の実感と違って見える時も、どの世帯に何が起きているかを確かめる資料になります。
政経プラスは、世帯ごとの違いを政策の検証に使いたい
政経プラスは、2027年に結果が公表されたら、全体の平均に加え、子育て世帯・高齢者世帯・単身世帯の違いを確認したいと考えています。
家計・福祉・年金の政策を論じる際には、対象や回答方法を踏まえて統計を読む必要があります。どの世帯の暮らしが厳しいのかを確かめることで、印象だけに頼らない議論ができます。
不審な連絡は、配布書類の公式窓口で確認する
対象世帯は、訪問者の調査員証と配布書類を確認してください。電話・電子メールで家族構成などの調査内容を尋ねる連絡は、厚生労働省の手順と異なります。不安な場合は、相手が示した番号ではなく、配布書類の公式窓口に問い合わせてください。
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確認資料
- 厚生労働省|2026(令和8)年 国民生活基礎調査を実施します(確認時点でリンク先を取得できませんでした)
- 厚生労働省|国民生活基礎調査へのご協力のお願い(確認時点でリンク先を取得できませんでした)
- 厚生労働省|国民生活基礎調査の「かたり調査」にご注意ください
- 厚生労働省|2026年国民生活基礎調査Q&A
※本記事は2026年7月26日時点の厚生労働省公表資料に基づく整理です。対象世帯への具体的な案内や回答期限は、配布された書類と公式窓口で確認してください。


