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筑後市の福岡県議補選2026結果|牛島けいじろう氏が当選、投票率30.00%

福岡県議補選 筑後市選挙区 10月4日投票 まとめ 地方自治・議会

2026年10月4日(日)に投開票された福岡県議会議員補欠選挙(筑後市選挙区、定数1)で、無所属の牛島けいじろう氏が7,945票を獲得し、当選しました。河野かずひろ氏は1,809票、ばんの忠幸氏は1,715票。投票率は30.00%でした。

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10月4日の開票結果|牛島けいじろう氏が当選

筑後市選挙管理委員会が公表した、10月4日22時25分結了・開票率100.00%の結果は次のとおりです。氏名と党派は市選管の表記に合わせています。

候補者党派得票数結果
牛島けいじろう
無所属
7,945票
当選
河野かずひろ
日本共産党
1,809票
ばんの忠幸
無所属
1,715票

有効投票数は11,469票、無効投票数は453票でした。牛島氏と次点の河野氏の差は6,136票です。

投票率は30.00%で、前回2023年の45.82%から15.82ポイント低下しました。選挙の条件や候補者が異なるため、この数字だけで低下の原因や有権者の投票理由を判断することはできません。

出典:筑後市選管・開票速報(22時25分結了)/筑後市選管・投票速報(結了)。当選はTNCの10月4日報道でも確認しました。10月29日に市の過去の選挙結果ページから現行の公式PDFを再確認し、出典リンクを更新しました。得票数と投票率は変わりません。

今回の補選は、福岡県議会の蔵内勇夫・前議長(公式表記は「藏内勇夫」)の議員辞職による欠員を補うため、9月25日に告示されました。この記事では、確定した開票結果、選挙の日程、3候補が選挙公報で示した政策、前回2023年の結果を整理します。蔵内前議長の説明責任に関する従来の論評は、当時の確認範囲を明示して残しています。

選挙結果に加え、告示前の擁立動向と第三者調査・投票日程の関係は、結果と調査の争点をまとめた記事でも扱っています。争点の論評は、告示前の9月23日までの記録です。

9月30日更新:福岡県選挙管理委員会の候補者一覧で、牛島けいじろう氏(無所属)、河野かずひろ氏(日本共産党)、ばんの忠幸氏(無所属)の3人の正式届出を確認しました。告示前の出馬意向と未確認表現を更新し、候補者本人の選挙公報を基に主な政策を整理しました。候補者情報/選挙公報

投票終了後の資料です。下図は9月30日時点の記録として掲載しています。

筑後市選挙区の2026年県議補選について、正式候補者3人の公報の主張と投票日程を示す図。届出順に無所属の牛島けいじろう氏は信頼回復、次世代と暮らし、減災。日本共産党の河野かずひろ氏は百条委員会設置、真相究明、物価高支援、給食無償化。無所属のばんの忠幸氏は子育て・高齢者支援、ワンヘルス検証、議会改革。期日前は9月26日〜10月3日、当日は10月4日。政策は本人提出の公報の要約。
福岡県選管が公表した正式候補者3人を届出順に並べ、本人提出の選挙公報の主張を短く要約した図です。政策の実現済みの事実や全公約を示すものではありません。牛島氏は信頼回復・暮らし・減災、河野氏は百条委員会と暮らしへの支援、ばんの氏は県民支援と県政改革を掲げています。党派は公式届出に基づきます。図は9月30日時点の候補者・投票案内の記録です。図中の期日前投票と10月4日の投票は終了しています。 出典:福岡県選挙管理委員会・候補者情報(2026年9月25日更新) / 福岡県選挙管理委員会・令和8年10月4日執行選挙公報 / 福岡県選挙管理委員会・10月4日県議補選の投票案内(2026年9月30日確認)

当選後の所属と県議会の動き|10月29日確認

県議会の牛島慶二郎氏の公式プロフィール(10月16日現在)は、会派を新風会、当選1回とし、厚生環境委員会と子育て支援・人材育成調査特別委員会への所属を掲載しています。選挙時の党派「無所属」と、当選後の議会内の会派は別の区分です。

選挙後、県議会は10月17日に百条委員会の設置案を可決し、政治倫理条例は10月23日に公布されました。条例の附則は、施行前の行為には適用しないと定めています。これらは選挙後の議会の動きであり、疑惑の事実認定が済んだという意味ではありません。

筑後市選挙区の県議補選2026|日程と基本データ

福岡県の発表によると、補欠選挙の概要は次のとおりです。

項目内容
選挙名
福岡県議会議員補欠選挙(筑後市選挙区)
理由
蔵内勇夫氏の議員辞職による欠員
選挙すべき人数
1人
告示日
2026年9月25日(金)
投票日
2026年10月4日(日)7時〜20時(終了)
開票
10月4日21時開始、22時25分結了
当選証書の付与
県の事前発表では10月5日(月)11時からの予定
選挙人名簿登録者数
3万9960人(2026年6月1日現在の参考値)

当時の投票案内では、期日前投票は9月26日(土)〜10月3日(土)の毎日8時30分〜20時、サザンクス筑後1階ロビーでした。当日投票は10月4日(日)7時〜20時で、投票所は入場券や市の案内で確認するよう案内されていました。投票は終了しています。福岡県選管の投票案内。上の名簿登録者数は6月1日時点の参考値で、今回の投票率の計算には使用していません。

9月10日には筑後市役所で立候補予定者説明会が開かれました。FBS福岡放送によると、出馬を表明している2人の陣営に加え、立候補を検討している政党関係者など、合わせて6陣営が出席したと報じられています。

当選者の任期は約半年

補欠選挙で当選した議員の任期は、前任者の残りの任期です(公職選挙法260条)。現在の福岡県議の任期は2027年春の一般選挙までのため、当選者が県議として活動できる期間は約半年にとどまります。県議会の立て直しに向け、調査への対応や政治倫理のあり方にどう取り組むかも問われます。

正式に届け出た3人の候補者と主な政策

福岡県選挙管理委員会の候補者一覧では、届け出順に次の3人です。氏名と党派は届出表記に合わせています。政策は候補者本人が提出した選挙公報の主張を要約したもので、実現済みの事実や政経プラスによる評価とは区別します。候補者の氏名等の一覧/選挙公報

選挙公報の公式PDFを探す方法も参考にしてください。

候補者(届出順)党派選挙公報で示す主な方針
牛島けいじろう(うしじま・けいじろう)
無所属
政治の信頼回復、次世代と暮らし、減災のインフラ整備
河野かずひろ(かわの・かずひろ)
日本共産党
百条委員会の設置による真相究明、物価高対策、中学校給食無償化など
ばんの忠幸(ばんの・ただゆき)
無所属
子育て・高齢者支援、ワンヘルス事業の検証、議会改革など

牛島けいじろう氏|信頼回復・暮らし・減災

公報では、政治に対する信頼を回復し、子どもたちが将来を描ける地域と、安心して暮らせる地域をつくる方針を掲げています。災害への備えとなるインフラ整備も三つの基本方針の一つです。経歴欄には、筑後市出身、東京での起業や海外での事業、2024年の帰郷、社会福祉法人理事・筑後自動車学校取締役への就任を記載しています。

河野かずひろ氏|百条委員会と暮らしの支援

公報では、真相究明と責任追及のために百条委員会を設置し、証人喚問を行うことを求めています。暮らしの政策には、農業・医療・介護の物価高支援、中小企業の賃上げ支援、25人以下学級の推進、中学校給食の無償化と質の向上、新規就農者や小規模・家族農業への支援を掲げています。経歴欄は、みやま市瀬高町生まれ、会社員を経て党専従、現在は日本共産党筑後地区常任委員としています。

ばんの忠幸氏|県民向け支援と県政の改革

公報では、子育て・生活困窮層の支援、高齢者向けの一定額を無条件で支給する制度と金額調整、若者が地元で働いて家族と過ごせる環境づくり、船小屋駅周辺の施設整備による雇用創出、ワンヘルス事業の過程の検証、無報告の海外視察の禁止や必要に応じた公金返還を掲げています。公報には自身が日本維新の会の党員であるとの記述もありますが、今回の立候補の党派は公式一覧で「無所属」です。9月17日に出馬意向を伝えたKBC報道と、告示日の正式届出は区別します。

候補者の掲載順は支持や評価の順位ではありません。公報で示された政策については、制度の対象、財源、任期中の実施方法をそれぞれ確認することが必要です。

前回2023年の筑後市選挙区の結果

2023年4月9日の県議選では、筑後市選挙区は一騎打ちでした。筑後市選挙管理委員会の開票結果は次のとおりです。

候補者党派得票数
蔵内勇夫(当選)
自民党
9,889票
北島いちお
無所属
8,237票

有効投票数は1万8126票、無効投票数は223票でした。当選した蔵内氏と次点の差は1652票です。蔵内氏は1987年の初当選から10期にわたって議席を守ってきましたが、前回は得票率で見ると約55対45と、決して大差ではありませんでした。長年の「指定席」が空くとして、9月の時点では有権者の判断に注目していました。今回の結果は冒頭に示したとおりです。

関連動画

筑後市選挙区の補欠選挙の背景を、短い動画で振り返ります(2026年9月26日公開)。

YouTubeで動画を見る

蔵内氏に残る、疑惑と公費への説明責任

ここからは、初稿の9月16日と9月23日更新時に確認した資料に基づく、蔵内前議長の説明責任についての論評です。10月5日の結果更新で確認したのは補選の結果です。10月29日には上の節で当選後の所属と県議会の動きを補いましたが、下記の論評全体について会見の実施状況や第三者調査の進捗を再調査したものではありません。疑惑については当事者の否定も併記し、事実認定が済んだものとして扱いません。

9月16日時点で問うた「後日の報告」

蔵内氏は8月25日、東京都内で報道陣に対し、全国都道府県議会議長会の会長、福岡県議会議長、県議会議員をいずれも辞職すると表明しました。RKB毎日放送によると、取材に応じた時間は約40秒で、辞職の理由について詳しい説明はありませんでした。「会見はしないのか」「なぜこのタイミングなのか」という記者の問いにも答えなかったと報じられています。 RKBの8月31日報道

その場で蔵内氏は「後日福岡でゆっくり報告を行いたい」と述べています。しかし、FNNプライムオンラインによると、辞職から10日たった9月4日の時点でも会見は開かれず、記者クラブが会見を要請しています。本記事の初稿執筆時点(9月16日)でも、蔵内氏が福岡で会見を開いたという報道は確認できていませんでした。 TNCの9月5日報道

初稿では、自分で「報告する」と約束した以上、その約束を果たすのは最低限の責任であり、説明をしないままで県民に対して誠実とはいえないと指摘しました。

疑惑を否定するなら、なおさら説明の場が必要だ

金銭授受疑惑について、当時の報道では蔵内氏は関与を否定していました。告発した吉松源昭県議が名指しした当時の自民党幹部5人も、全員が疑惑を否定していると報じられています。以下は、この告発と否定があることを前提にした論評です。

否定している以上、蔵内氏は「疑われる理由がない」ことを自分の言葉で示せる立場にあるはずです。辞職の理由を「県議会の混乱が続くことは本意ではない」とする趣旨にとどめ、質問を受けないまま表舞台を去ったことで、かえって県民の疑問は残ったままになりました。「辞職」は責任の取り方の一つにすぎず、説明の代わりにはなりません。

吉松県議はFBSの取材に「疑惑の中心人物は辞職した蔵内前議長。蔵内前議長は辞職会見も含め、一切、説明責任を果たしていません」と述べ、百条委員会など正式な場で説明を求める必要性に言及しています。9月10日に大島道人議長あてに提出した抗議文でも、蔵内前議長の参考人招致を求めたと報じられています。

「第三者委員会に積極的に協力」の約束は果たされるか

蔵内氏は辞職表明の際、「第三者委員会につきましては、積極的に協力をし、解明を図りたい」と述べました。FBSが9月10日に報じた時点では、県議会の第三者委員会は未設置でした。その後、県議会は9月17日に委員5人と調査担当弁護士8人の計13人を明記した議案を可決し、氏名を公表しました。委員会の設置と疑惑の事実認定は別です。福岡県議会の9月17日公表

大島議長は「すでに議員の立場にない関係者に対しても、調査への積極的な協力を求めてまいります」と述べています。議員を辞めた人に出席や回答を強制する力は、第三者委員会にはありません。だからこそ、蔵内氏の「積極的に協力」という言葉が本物かどうかが、そのまま真相解明の行方を左右します。調査が始まった後、蔵内氏が聞き取りに応じたかどうかは、委員会の報告書で必ず確認されるべき点です。

※補足:地方自治法100条に基づく調査(いわゆる百条委員会)は、自治体の事務に関する調査のために関係者の出頭や証言を求めることができ、正当な理由なく拒んだ場合は「六箇月以下の拘禁刑又は十万円以下の罰金」の対象になります(同条3項)。任意の協力に頼る第三者委員会とは、ここが大きく違います。

9月15日に報じられたパリ訪問の夕食会費

説明を求められている事柄は、金銭授受疑惑だけではありません。FBS福岡放送などによると、2025年11月に県が実施したフランス・パリでの海外活動で、蔵内氏を含む県議5人が1人あたり約20万円の夕食会に参加し、計約100万円を県が公費で負担していたことが、9月15日に明らかになりました。服部誠太郎・福岡県知事は、第三者委員会で費用の妥当性を検証する考えを示しています。

高額な海外訪問は、蔵内氏が議長として県議会を主導していた時期の問題です。当時の議長として、その必要性と費用をどう判断したのか。これも本人にしか語れない部分があります。

筑後市の有権者にとっての意味

9月16日の初稿では、本人の説明を聞く機会が十分ないまま後任を選ぶことを問題視しました。2027年春の一般選挙まで待てば、有権者が蔵内氏の議員活動に直接審判を下す機会がありました。本人の辞職によって、その機会も説明の機会も同時に失われた形です。

補欠選挙は、公費を使って行われる選挙です。本稿の初稿では、蔵内氏に告示日までに福岡で会見を開き、少なくとも次の点に自分の言葉で答えることを求めました。補選が終わった今も、選挙結果そのものが、これらの疑問への説明や疑惑の事実認定に代わるわけではありません。

  • 辞職を決めた具体的な理由と、なぜ8月25日だったのか
  • 議長ポストをめぐる金銭授受疑惑を否定する根拠
  • 8月17日の臨時会で、自身への辞職勧告決議案の採決が動議で中止されたことを、どう受け止めているのか
  • 第三者委員会の聞き取りに応じるかどうか
  • パリ訪問などの海外活動で、公費による高額な支出を議長としてどう判断したのか

9月時点で候補者に求めた5つの説明

補選は、筑後市選挙区の代表を選ぶだけでなく、県議会が信頼を取り戻せるかを問う選挙でもあります。9月の時点では、候補者に次の点を説明してほしいと考えていました。

  • 金銭授受疑惑の第三者調査や、百条委員会の設置に賛成するか
  • 県議会が検討している政治倫理条例に、どんな内容を求めるか
  • 議員の海外活動と、その費用の公開をどう見直すか
  • 蔵内氏が進めてきたワンヘルス関連事業を、筑後地域の視点でどう評価するか
  • 任期約半年のうちに、筑後市のために何を実現するのか

牛島氏が当選。疑惑の調査と蔵内氏の説明は引き続き求める

  • 10月4日の福岡県議補選(筑後市選挙区、定数1)は、牛島けいじろう氏(無所属)が7,945票で当選した
  • 河野かずひろ氏(日本共産党)は1,809票、ばんの忠幸氏(無所属)は1,715票だった
  • 投票率は30.00%。前回2023年の45.82%から15.82ポイント低下した
  • 当選者の任期は前任者の残任期間で、2027年春までの約半年
  • 候補者の政策は選挙公報に基づく記録として掲載。政策の実現状況を示すものではない
  • 蔵内前議長の説明責任に関する論評は9月16日・9月23日時点の確認範囲を明示した。今回の結果更新は、疑惑の解明や調査の終了を確認したという意味ではない

10期39年にわたって筑後市の有権者から議席を預かった蔵内氏には、疑惑と在職中の判断を説明してほしい。辞職後も、その責任は残ります。本記事は、2026年10月5日に筑後市選管の開票・投票結了結果を追加し、10月29日に当選後の所属と県議会の動きを補いました。
関連記事案内の編集:2026年10月30日。冒頭に争点記事への案内を加えました。


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疑惑の全体像や会派ごとの投票行動の分析は、noteで詳しくまとめています。
https://note.com/poliplus

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