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松本國寛県議とは|7期・元議長が採決中止動議に賛成

地方自治・議会

松本國寛県議は、遠賀郡選出、自民党県議団所属の7期目です。第62代福岡県議会議長、議会運営委員長、自民党県議団会長などを務めた議員です。

2026年8月17日、蔵内勇夫議長への議長職辞職勧告決議案の採決を中止する動議に賛成しました。動議は賛成49、反対35で可決し、本案そのものは採決されませんでした。松本県議の本案への賛否も記録に残っていません。

衆議院議員秘書を経て1999年に初当選し、土木委員長、自民党福岡県連幹事長なども歴任。2012年に議長へ就任しました。日田彦山線復旧問題対策協議会の座長として、BRTひこぼしラインの沿線振興にも関わっています。

9月7日の記事更新時点では、農林水産委員会と子育て支援・人財育成調査特別委員会に所属しています。

議会手続きと会派運営の両方を知る元議長だからこそ、なぜ本案を採決する方法より中止を選んだのかを、遠賀郡の有権者へ具体的に説明すべきです。

2026年9月7日更新

9月5日、県連会長の辞任を表明し、執行部会が了承

TNCは9月5日、松本國寛氏が臨時の県連執行部会で会長職の辞任を表明し、了承されたと報じました。県議団に対する調査を自ら主導することでは県民の信頼を得にくい、という趣旨の説明も伝えています。TNC報道(9月5日)(確認時点でリンク先を取得できませんでした)

8月30日の段階では辞任を選択肢として挙げていましたが、その後に辞任表明・了承へ進みました。今回の報道は党の県連会長職についてのもので、県議辞職を伝えたものではありません。議会内の自民党県議団会長とも異なる役職です。


▼採決中止動議の賛成・反対議員一覧
福岡県議会・採決中止動議の賛否一覧|49人と35人の全氏名

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松本國寛県議の基本プロフィール

項目 内容
氏名 松本國寛(まつもと・くにひろ)
選挙区 遠賀郡
会派 自民党県議団
当選回数 7回
生年月日 1956年10月20日
年齢 69歳(2026年8月24日現在)
常任委員会 農林水産委員会
特別委員会 子育て支援・人財育成調査特別委員会
初当選 1999年
主な議会歴 第62代県議会議長、議会運営委員長、土木委員長、自民党県議団会長

本人の公開プロフィールによると、島門小学校、遠賀中学校、東海大学第五高校、九州東海大学工学部建築学科を卒業しました。

衆議院議員三原朝彦氏の秘書を経て県議になっています。

建築を学び、国会議員秘書として国政と地域要望に接し、県議会では土木分野と議会運営を担った経歴です。

幅広い役職経験を持つ議員として、今回の投票理由を詳しく説明する責任があります。

2023年県議選は10,808票でトップ当選

2023年の遠賀郡選挙区は定数2に3人が立候補しました。

松本県議は10,808票を獲得し、トップで7期目に入りました。

表は左右に動かして読めます →

候補者 党派 得票 得票率 結果
松本國寛 自由民主党 10,808票 38.1% 当選
豊福るみ子 立憲民主党 9,492票 33.5% 当選
安部弘彦 無所属 8,048票 28.4% 落選

投票率は37.73%、当日有権者数は76,241人でした。

トップ当選は、芦屋町、水巻町、岡垣町、遠賀町で積み上げた政治基盤を示します。

10,808人から直接託された議席として、重要な一票を記録に残し、判断理由を示す責任があります。

第62代福岡県議会議長を務めた

福岡県議会の歴代議長一覧では、松本県議は2012年5月22日から2013年5月23日まで第62代議長を務めています。

議長在任中は、ハワイ州議会との友好交流、海外福岡県人会世界大会、台湾との交流、国際リニアコライダー計画に関する欧州調査などに関与しました。

2013年の広域行政セミナーでは、制度の形だけを作るのではなく中身を議論し、国には住民への丁寧で分かりやすい説明を求めたいという趣旨の挨拶をしています。

「中身を議論する」「住民へ分かりやすく説明する」という姿勢は、今回の採決問題にもそのまま当てはまります。

辞職勧告決議案の中身を討論し、各議員が投票し、その理由を住民へ説明する。それが議会の本来の進め方です。

松本県議自身が過去に行政へ求めた説明の水準を、現在の自分にも適用すべきです。

議会運営委員長と県議団会長も経験

本人の公開プロフィールでは、2011年に議会運営委員長、2013年に県議団幹事長、2015年に自民党福岡県連幹事長、2019年に自民党県議団会長へ就いています。

議会運営委員会は、会期、議事日程、議案や動議の扱いなど、本会議の運営に直結する事項を協議します。

県議団会長は、最大会派を代表し、所属議員の意見をまとめ、他会派や執行部と調整する立場です。

二つの役職を経験した松本県議は、議事手続と党内調整の両方を知っています。

党議拘束があったから従った、という説明だけでは足りません。会派内で何を発言し、採決を止めることが県民の利益になるとどう判断したのかが問われます。

農林水産と子育て・人財育成を担当

松本県議は現在、農林水産委員会の委員です。

農林水産委員会は、生産基盤、農林水産物の流通、担い手育成、農山漁村の環境、食育、デジタル技術を使う業務改善などを審査・調査します。

遠賀郡には農地、海岸、漁業、農産物、都市近郊型の居住地域があり、農林水産政策は地元の生活と産業に直結します。

子育て支援・人財育成調査特別委員会では、こどもの権利、居場所づくり、健全育成、働き方改革、ジェンダー平等などを扱います。

世代をまたぐ政策を担当する議員にとって、投票記録は将来の有権者へ残す政治の記録でもあります。

若い世代に政治参加を求めながら、ベテラン議員が自らの重要議案への考えを記録に残さないのでは、政治への信頼は育ちません。

日田彦山線復旧問題対策協議会の座長

県議会公式記録では、松本県議は日田彦山線復旧問題対策協議会の座長を務めています。

2025年1月と2026年2月の日田彦山線沿線地域振興推進協議会に出席し、BRTひこぼしラインの利用促進と沿線振興に関与しました。

鉄道からBRTへの復旧は、災害、地域交通、観光、過疎地域の暮らしを結ぶ長期課題です。松本県議が座長として継続的に関わっていることは、確認できる活動です。

2023年には、県議会の地域公共交通事業振興議員連盟による要請にも参加しています。

公共交通では、利用実績、費用、沿線への効果を継続して検証する必要があります。

政策の検証可能性を支えるのは記録です。議会の投票も同じです。

提案・成果・投票理由を追える活動報告が必要

福岡県議会中継の「議員名からさがす」で松本県議を検索すると、2026年8月24日時点で「該当する情報はありません」と表示されます。

確認できるのは、その時点の動画検索に表示対象の記録がなかったことです。過去27年間の質問歴全体を調べた結果ではありません。

委員会活動、会派代表としての活動、地域課題への対応は別の資料で確認できます。

それでも、7期の県議の政策姿勢を有権者が簡単に追える情報が少ないことは問題です。

本人の活動報告や議会公式ページで、提案、成果、投票理由を時系列にまとめて公開すれば、住民の検証は容易になります。

採決中止で本案への賛否まで記録されなかったことは、もともと限られた判断材料をさらに減らしました。

松本國寛県議は採決中止動議に賛成した

TNCテレビ西日本は、動議の採決時に起立した議員を記者が議場で確認し、賛成49人の氏名を公表しました。松本県議はその一覧に含まれています。

自民党県議団は採決中止動議への賛成に党議拘束をかけました。採決に参加した自民党県議38人のうち37人が賛成し、反対したのは江藤秀之県議だけでした。

松本県議は、本案の採決を中止する動議に賛成しました。本案への賛否は、採決が行われなかったため記録に残っていません。

7期の元議長に求める、採決中止の具体的な理由

新人議員であっても、自分の投票を説明する責任があります。

松本県議は7期で、議長、議会運営委員長、県議団会長、県連幹事長を経験しています。

議会の手続を止める影響も、党議拘束が議員個人の判断を見えにくくする問題も、理解できる立場です。

それでも採決中止に賛成したなら、少なくとも「なぜ公開採決より中止が県民の利益になると考えたのか」を説明すべきです。

説明しないまま長い経歴だけを実績として掲げても、有権者は現在の政治判断を評価できません。

TNC調査では79%が公開採決を求めた

TNCが2026年8月19日に県内有権者を対象として実施し、男女1,020人が回答した緊急世論調査では、緊急動議を「不適切な対応で納得できない」とした回答が75.0%でした。

「採決を行い各議員の賛否を明らかにすべきだった」は79.0%。「問題ない」は7.0%です。

2027年統一地方選の投票行動に影響するとした回答は合計79.1%でした。

一回の調査だけで全県民の考えを決めることはできません。ただし、投票記録を残してほしいという要求の強さは明白です。

「住民への丁寧で分かりやすい説明」を求めた元議長が、この要求にどう応えるのかが問われます。

松本國寛県議に答えてほしい7つの質問

  1. 採決中止動議に賛成した具体的な理由は何ですか。
  2. 辞職勧告決議案が採決されていたら、賛成と反対のどちらへ投票する予定でしたか。
  3. 第62代議長、議会運営委員長の経験者として、採決を止めたことをどう評価しますか。
  4. 県議団会長経験者として、党議拘束の決定過程で何を発言しましたか。
  5. 過去に求めた「住民への丁寧で分かりやすい説明」を、今回の自分の投票でも実行しますか。
  6. 遠賀郡の10,808票に対し、いつ、どの方法で説明しますか。
  7. 採決中止動議の議員別賛否を県議会公式サイトで公開することに賛成しますか。

よくある質問

Q1. 松本県議は蔵内議長の辞職に反対したのですか?

記録にあるのは、採決中止動議への賛成です。辞職勧告決議案そのものは採決されず、本案への賛否は記録されていません。

Q2. 松本県議は何期目ですか?

県議会公式プロフィールでは7期目です。1999年に初当選し、第62代議長などを歴任しました。

Q3. 本会議で質問していないのですか?

2026年8月24日時点の県議会動画検索では「該当する情報はありません」と表示されました。確認した範囲は、その時点で検索に表示された動画です。過去の全議会活動については、会議録や活動報告も合わせて調べる必要があります。

元議長・元県議団会長として、採決中止の理由を示すべき

  • 松本國寛県議は遠賀郡選出、自民党県議団所属の7期目
  • 2023年県議選は10,808票でトップ当選
  • 第62代県議会議長、議会運営委員長、県議団会長などを歴任
  • 現在は農林水産委員会と子育て支援・人財育成調査特別委員会に所属
  • 日田彦山線復旧問題対策協議会の座長として沿線振興に関与
  • 現行の議員別動画検索には表示される質問記録がない
  • 2026年8月17日の採決中止動議に賛成した

議長、党と会派の要職、地域交通の協議会で積み重ねた活動は確認できます。

その実績があるからこそ、重要議案の採決を止めた責任から逃れることはできません。

松本県議は、遠賀郡の有権者へ、本案への考えと採決中止に賛成した理由を自分の言葉で示すべきです。

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確認資料・参考リンク

追記(2026年9月16日現在)

福岡県議会では、2026年9月9日の9月定例会開会日に大島道人議員(自民党県議団)が議長に選出されました。大島議長は、金銭授受疑惑に関する第三者委員会への議会の協力と調査結果の公表、9月定例会中の政治倫理条例の制定、議員報酬・定数・選挙区の見直し、議長在任中の海外活動を実施しないこと、議会と執行部の関係の見直し、ワンヘルス施策の議論という6項目を「議長としての約束」として示しています。

福岡県は9月14日、「改革の地図」を公開し、海外活動、県議会と執行部の関係、部課長会による政治資金パーティー券購入補助、ワンヘルス、講師謝金、議員連盟への補助金を改革項目として整理しました。議長の約束と県の改革ロードマップは、今後、制度化・調査開始・結果公表まで進んだかを確認するための基準になります。

9月16日報道によると、県議会側の第三者委員会は、弁護士13人で9月17日に設置する予定でした。これは9月16日時点の情報です。この時点で筆者が確認できたのは設置予定までで、設置完了、調査開始、委員名簿、報告書の公表時期は未確認でした。

出典:福岡県議会「議長としての6つの約束」/福岡県「改革の地図」/福岡県議会「令和8年9月定例会の代表質問表」/福岡県議会「令和8年8月臨時会の採決結果」/第三者委員会に関する9月16日報道(元記事は確認時点で閲覧できませんでした)

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