亀崎大介県議とは|電子投票を質問しながら採決中止に賛成した矛盾

亀崎大介県議は、糟屋郡選出、民主県政県議団所属の1期目です。

行政書士で、志免町議を1期務めた後、2024年12月の福岡県議補欠選挙に立憲民主党から立候補。9,858票を得て初当選しました。

県議就任後は、防災備蓄、市町村立病院、消防団、父親を含む子育て支援、妊婦の救急車利用などを質問しています。

2026年2月には、選挙における電子投票も取り上げました。

有権者の意思をどう正確に投票へ反映し、選挙制度を使いやすくするか。議員が電子投票を議場で問うことには意味があります。

その亀崎県議は2026年8月17日、藏内勇夫議長への議長職辞職勧告決議案について、本案の採決を中止する動議に賛成しました。

動議は49対35で可決。本案は採決されず、亀崎県議が辞職勧告に賛成だったのか、反対だったのかは記録されませんでした。

投票制度を問う議員が、自分自身の最重要投票を表に出さない結果をつくった。

これは見過ごせない矛盾です。

しかも民主県政県議団は、賛成10人、反対10人に割れました。自民党県議団のような一枚岩の投票ではありません。同じ会派の半数が採決を求めた中で、亀崎県議は採決を止める側を選びました。

▼採決中止動議の賛成・反対議員一覧
福岡県議会・採決中止動議の賛否一覧|49人と35人の全氏名

亀崎大介県議の基本プロフィール

項目 内容
氏名 亀崎大介(かめざき・だいすけ)
選挙区 糟屋郡
会派 民主県政県議団
当選回数 1回
生年月日 1990年1月11日
年齢 36歳(2026年8月24日現在)
常任委員会 県土整備委員会
特別委員会 ワンヘルス・地方分権等調査特別委員会
職歴 衆議院議員事務所、志免町議、行政書士
学歴 福岡大学法学部卒業

福岡県議会公式サイトでは、環境依存文字を避けるため「亀崎」と表示されています。立憲民主党の議員ページや選挙資料では「亀﨑」の表記も使われています。本記事は検索性を考え、本文では「亀崎」に統一します。

立憲民主党の紹介によると、亀崎県議は糟屋郡志免町出身。いなとみ修二事務所、志免町議会議員1期を経て、亀﨑大介行政書士事務所を開設しました。

地方議会と行政手続の両方を知る経歴です。だからこそ、手続によって政治判断を見えなくした今回の投票は、本人の専門性から見ても説明が必要です。

2023年県議選落選から2024年補選当選へ

亀崎県議は2023年4月、福岡市南区の県議選に立憲民主党の新人として立候補しました。

南区は定数4に6人が立候補。亀崎氏は11,698票を得ましたが、4番手の加地邦雄氏に1,039票届かず落選しました。

翌2024年12月、県議2人の辞職に伴う糟屋郡選挙区の補欠選挙へ立候補しました。

候補者 得票 結果
吉松源昭 13,405票 当選
亀崎大介 9,858票 当選
今村桂子 6,326票 落選
小池邦弘 5,400票 落選

定数2に4人が立候補し、投票率は19.15%。亀崎氏は2番手で初当選しました。

同じ補選で当選した吉松源昭県議は、今回の議長職辞職勧告決議案の提出者です。そして採決中止動議には反対しました。

糟屋郡の有権者が同じ日に選んだ2人の県議が、採決をめぐって正反対の判断をしたことになります。亀崎県議には「吉松県議の問題提起の何を否定し、なぜ本案の採決まで止めたのか」を地元へ説明する責任があります。

県議就任後に確認できる質問は6回・7テーマ

県議会中継で確認できる亀崎県議の代表・一般質問は次の通りです。

時期 主な質問テーマ
2025年2月 災害時の備蓄、市町村との連携
2025年6月 市町村立病院を取り巻く課題と県の対応
2025年9月 災害対応と対策
2025年12月 父親を含めた子育て支援
2026年2月 消防団、選挙における電子投票
2026年6月 妊婦の救急車利用

補欠選挙から日が浅い中で、6回登壇し、7つのテーマを取り上げています。

質問した事実と、政策を実現した功績は同じではありません。県の答弁後に制度、予算、運用がどう変わったのかは別に検証する必要があります。

それでも、防災、医療、子育て、消防、選挙という県民生活の基盤を議場へ持ち込んだ活動は確認できます。

防災と消防団を繰り返し質問

亀崎県議は、初めて確認できる一般質問で災害備蓄と市町村連携を扱い、同じ年の9月にも災害対応を質問しました。

2026年2月には消防団を取り上げています。

糟屋郡は7町で構成され、人口規模、財政力、消防・防災体制も一様ではありません。県と町、消防、地域住民がどう役割を分けるかは、災害対応の実効性を左右します。

防災では、責任者、手順、判断の記録を曖昧にしてはいけません。後から検証できなければ、改善も責任追及もできないからです。

議会も同じです。

亀崎県議は本案の採決を止めたことで、辞職勧告への自分の判断を記録に残しませんでした。防災行政へ明確な連携を求めるなら、まず自分の政治判断を明確に語るべきです。

市町村立病院と妊婦の救急利用

2025年6月には市町村立病院を取り巻く課題、2026年6月には妊婦の救急車利用を質問しました。

地域医療では、医師・看護師の確保、救急受け入れ、経営、人材偏在、周産期医療との連携が重なります。妊婦本人が救急車を呼ぶべき状況を判断しにくい問題も、命に直結します。

行政書士や町議の経歴だけでは測れない、生活者に近い課題への関心が見える質問です。

こうした活動は評価できます。ただし、医療行政へ説明や連携を求める政治家が、議会自身の信頼に関わる場面で説明を避けてよい理由にはなりません。

父親を含む子育て支援を質問

2025年12月、亀崎県議は「父親を含めた子育て支援」を取り上げました。

子育てを母親だけの責任にせず、父親の育児参加や相談支援まで行政課題として扱う視点は重要です。若い世代の多い糟屋郡とも関係が深いテーマです。

政治も、責任を誰かへ預けて終わることはできません。

会派の判断、先輩議員の判断、議会運営上の事情があったとしても、議場で投じた一票は亀崎県議自身のものです。父親を含む当事者の責任を問うなら、自分も「会派の一員」ではなく一人の県議として理由を示す必要があります。

電子投票を問う議員が、自分の投票を見えなくした

亀崎県議の記事で最も重く見るべきなのは、2026年2月の電子投票に関する質問です。

電子投票は、投票手段、開票の迅速化、正確性、障害時の対応、セキュリティー、検証可能性などを含む選挙制度の問題です。

制度をどれだけ新しくしても、投票する人の選択が記録され、結果として示されなければ意味がありません。

今回の本会議で使われたのは電子投票ではありません。しかし問題の核心は同じです。

誰が、どちらへ投票したのか。

亀崎県議は採決中止動議に賛成し、本案への自分の選択を示さない結果をつくりました。電子投票の研究を求める前に、目の前の採決から逃げなかったかを説明すべきです。

民主県政県議団は10対10に割れた

TNCテレビ西日本の議場確認によると、民主県政県議団20人のうち、採決中止動議に賛成したのは10人、反対したのも10人でした。

亀崎県議は賛成した10人に含まれます。

自民党県議団は動議賛成に党議拘束をかけました。民主県政県議団については、同じ報道で会派が二分した事実が確認されています。

つまり亀崎県議の投票を、自民党の党議拘束と同じ説明で処理することはできません。同じ会派の半数が採決を求める中で、本人が採決中止を選んだのです。

野党会派の10票が加わらなければ、自民党最大会派だけで採決中止を成立させることはできませんでした。亀崎県議の一票は、数合わせの端数ではありません。本案を採決させない多数を構成した一票です。

TNC調査は反対した民主系議員を60.4%が評価

TNCが2026年8月19日に実施し、県内有権者1,020人が回答した緊急世論調査では、採決中止動議を「不適切な対応で納得できない」とした回答が75.0%でした。

「採決を行い各議員の賛否を明らかにすべきだった」は79.0%。「問題ない」は7.0%です。

民主県政県議団については、動議に反対した議員を評価する回答が60.4%、賛成した議員を評価する回答は11.4%でした。

これは亀崎県議個人への支持率調査ではありません。ただ、同じ会派で正反対の判断が可能だったことと、有権者がどちらを評価したかを示す数字です。

亀崎県議は36歳の1期目ですが、若さや経験年数は説明免除の理由になりません。次の選挙では、電子投票を質問した実績と、実際の採決を止めた一票が並んで評価されます。

亀崎大介県議に答えてほしい7つの質問

  1. 採決中止動議に賛成した具体的な理由は何ですか。
  2. 辞職勧告決議案が採決されていたら、賛成と反対のどちらへ投票する予定でしたか。
  3. 同じ会派の10人が動議に反対した中で、なぜ採決中止を選んだのですか。
  4. 電子投票を質問しながら、自分の本案への賛否を記録に残さなかった矛盾をどう説明しますか。
  5. 同じ糟屋郡選出で本案提出者の吉松源昭県議と異なる判断をした理由は何ですか。
  6. 防災、病院、子育てなど7テーマの質問後、実現した施策と未解決課題を公表しますか。
  7. 採決中止動議の議員別賛否を県議会公式サイトで公開することに賛成しますか。

よくある質問

Q1. 亀崎県議は藏内議長の辞職に反対したのですか?

断定できません。辞職勧告決議案そのものは採決されていません。確認できるのは、本案を採決しないよう求める動議への賛成です。

Q2. 亀崎県議はいつ初当選しましたか?

2024年12月1日の糟屋郡選挙区補欠選挙です。9,858票を得て2番手で当選しました。

Q3. 亀崎県議は2023年県議選にも出ましたか?

福岡市南区から立候補し、11,698票を得ましたが落選しました。その後、糟屋郡の補欠選挙で初当選しています。

まとめ

  • 亀崎大介県議は糟屋郡選出、民主県政県議団所属の1期目
  • 志免町議、行政書士を経て、2024年補選で9,858票を得て初当選
  • 県土整備委員、ワンヘルス・地方分権等調査特別委員
  • 防災、病院、子育て、消防団、電子投票、妊婦の救急利用を質問
  • 2026年8月17日の採決中止動議に賛成
  • 民主県政県議団は賛成10人、反対10人に分かれた

亀崎県議は、選挙における電子投票を問いました。

その数か月後、自分の本案への投票を示さない結果をつくりました。

若い議員だからこそ、古い議会慣行に流されたのか、それとも自分の判断で採決中止が正しいと考えたのかを明確に語るべきです。

糟屋郡の有権者は、9,858票で託した議席が、なぜ議会の公開採決を止める側へ使われたのかを知る権利があります。

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確認資料・参考リンク

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