佐々木徹県議は福岡市東区選出の6期目で、元副議長です。教育、福岡空港、港湾などを長年質問してきました。2026年8月17日の採決中止動議には賛成しており、今回確認した資料では、その具体的な理由を十分に把握できていません。
2026年10月6日訂正・補足:2023年東区県議選の候補者数を7人から6人へ訂正しました。2016年の就任あいさつの発言者は中尾正幸議長で、佐々木県議ではありません。
2026年9月5日更新
佐々木徹県議は福岡市東区選出で、公式プロフィールの当選回数は6回です。2026年9月12日に確認した公式プロフィールでは、県政PLUS県議団に所属しています。公式プロフィール、TNCの改称報道
| 記録の時点 | 確認内容 |
|---|---|
| 2026年8月17日 | 民主県政県議団に所属。採決中止動議には賛成 |
| 2026年9月12日確認の公式情報 | 県政PLUS県議団/建築都市委員会、空港・交通インフラ調査特別委員会 |
| 本案への投票 | 辞職勧告決議案は採決されず、実際の投票記録はない |
福岡空港、生成AI、教育などを代表質問で扱う
2023年6月12日の代表質問では、福岡空港の利便性、生成AIの利用、カスタマーハラスメント、物価高騰、教育などを取り上げています。公式質問表では、知事や教育長に何を問うたかを項目別に確認できます。県議会の代表質問表
採決中止を選んだ理由は、今回の資料では十分に分からない
今回確認した資料では、佐々木県議が8月17日に採決中止を選んだ具体的な理由は十分に分かりません。本人サイト、会見、県政報告、SNSなどでの説明は、引き続き確認が必要です。
佐々木徹県議は、福岡市東区選出の6期目です。2026年9月12日に確認した公式プロフィールでは、県政PLUS県議団に所属しています。
2003年に初当選し、2016年5月から2017年5月まで第78代福岡県議会副議長を務めました。
現在の議員の中でも、県議会の手続、会派間協議、本会議運営を深く知るベテランです。
その佐々木県議は2026年8月17日、蔵内勇夫議長への議長職辞職勧告決議案について、本案の採決を中止する動議に賛成しました。
動議は49対35で可決され、本案は採決されませんでした。
佐々木県議が辞職勧告に賛成だったのか、反対だったのかは公式記録に残っていません。
1期目から、すべての議員に投票理由を説明する責任があります。元副議長で6期目の佐々木県議には、議会手続の意味も含めた具体的な説明が求められます。
採決を止めれば、議員別の本案への判断が記録されない。その効果を理解した上で賛成したと見るのが自然です。
民主県政県議団は賛成10人、反対10人に割れました。自民党県議団の党議拘束は、佐々木県議の一票を説明しません。
元副議長が、なぜ本案を採決させない側へ回ったのか。
▼採決中止動議の賛成・反対議員一覧
福岡県議会・採決中止動議の賛否一覧|49人と35人の全氏名
佐々木徹県議の基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 佐々木徹(ささき・とおる) |
| 選挙区 | 福岡市東区 |
| 会派 | 県政PLUS県議団(2026年9月12日、公式プロフィール確認) |
| 当選回数 | 6回 |
| 生年月日 | 1958年1月28日 |
| 年齢 | 68歳(2026年8月24日現在) |
| 常任委員会 | 建築都市委員会 |
| 特別委員会 | 空港・交通インフラ調査特別委員会 |
| 主な議会歴 | 第78代福岡県議会副議長 |
| 学歴 | 福岡大学商学部卒業 |
立憲民主党や会派の紹介によると、佐々木県議は西鉄旅行、テツコーポレーション会社役員、衆議院議員松本龍氏の秘書を経て、2003年に県議へ初当選しました。
交通・旅行業界、国会議員秘書、地方議員という経歴を持ちます。福岡県交通運輸労働組合協議会議員懇談会や連合福岡議員懇談会の会長も務めています。
福岡県議会の公式プロフィールで確認できる選挙区は福岡市東区です。
2023年県議選は12,744票で6選
2023年の福岡市東区選挙区は定数5に6人が立候補しました。
佐々木県議は立憲民主党の現職として12,744票を得て当選。6期目に入りました。
東区は県内でも人口の多い選挙区です。福岡空港、博多港、都市高速、鉄道、九州大学箱崎キャンパス跡地、アイランドシティなど、県と市が重なる大型課題を抱えます。
佐々木県議が建築都市委員会と空港・交通インフラ調査特別委員会に所属することは、選挙区との関係が深い配置です。
12,744票は、議席を与えた数字であると同時に、重要な局面で自分の判断を示すよう求める負託でもあります。本案への賛否を残さないための一票は、その負託に応えたと言えるのかが問われます。
2003年初当選、2016年に第78代副議長
佐々木県議は2003年4月に初当選しました。
2016年5月20日、福岡県議会の第78代副議長に就任。2017年5月22日まで務めました。
2016年夏の県広報は、佐々木県議の副議長就任を紹介しています。同じページの「二元代表制の一翼を担う県議会の公正かつ円滑な運営」という就任あいさつは、中尾正幸議長の発言です。佐々木県議本人の発言としていた旧稿を訂正します。
副議長は、議長を補佐し、不在時には議事を取り仕切る立場です。本会議の秩序、手続、公平な発言機会、採決の成立を支えます。
その経験者が、本案を採決せず終わらせる動議へ賛成しました。
議会運営を知る元副議長が、本案への自分の判断を県民に示さない結果を選びました。経験者として、その必要性を説明すべきです。
佐々木県議は、副議長経験と今回の一票がどう両立するのかを説明しなければなりません。
20年以上にわたる質問記録
佐々木県議の質問は、初当選直後から公式記録に残っています。
| 時期 | 主な質問テーマ |
|---|---|
| 2003年6月 | 高校奨学金制度の充実 |
| 2005年6月 | スーパー中枢港湾、戦後60周年記念事業 |
| 2006年2月 | 生活保護世帯の高校就学費、女性が活躍できる職場環境 |
| 2006年12月 | 高校の未履修問題、高校奨学金 |
| 2007年12月 | 地球温暖化、臓器移植・骨髄移植 |
| 2023年6月 | 物価高騰、生成AI、カスハラ、福岡空港、外国人労働者、教育など |
この表は全質問を網羅したものではなく、県議会公式ページで確認できる代表例です。
初期には高校奨学金を繰り返し取り上げ、生活保護世帯の進学、女性の職場環境、港湾、環境、医療へ論点を広げています。
2023年6月の代表質問では、物価高騰、スポーツのジェンダー平等、カスタマーハラスメント、福岡空港、生成AI、新型コロナ、外国人労働者、豪雨、教育、世界水泳などを扱いました。
20年以上の活動の成果を評価するには、質問後の制度、予算、事業の変化も必要です。
長い在職期間に、多分野の問題を県政へ持ち込んだ記録はあります。
奨学金と教育機会を繰り返し質問
初当選直後の2003年、佐々木県議は県の高校奨学金制度の充実を質問しました。
2006年には生活保護制度の高校就学費を取り上げ、同年12月にも高校奨学金を質問しています。
家庭の所得によって教育機会が狭められないよう、制度の穴を議場で問う姿勢です。
奨学金制度では、対象、審査、給付・貸与条件、手続、財源を明確にする必要があります。行政の裁量や事情だけで結論を曖昧にしては、支援を受ける側は納得できません。
議会の判断も同じです。
県民に大きな影響を持つ本案について、誰がどちらへ投票したかを示さないまま終わらせた。制度の透明性を求めてきた佐々木県議自身が、政治判断では透明性を後退させました。
福岡空港、港湾、交通インフラ
佐々木県議は2005年にスーパー中枢港湾を質問し、2023年の代表質問では福岡空港の利便性を取り上げました。
現在は空港・交通インフラ調査特別委員会に所属しています。
福岡市東区は、港湾、物流、鉄道、道路、空港アクセスの影響を強く受ける地域です。旅行会社勤務や交通関係団体との活動も含め、佐々木県議の経歴と政策分野はつながっています。
大型インフラは巨額の公費を使い、長期にわたり住民生活を左右します。議会には、計画の根拠、費用、契約、効果、環境負荷を公開の場で審査する責任があります。
その審査を担うベテランが、議会自身の問題では本案採決を止めた。この落差は小さくありません。
2023年代表質問は物価、生成AI、カスハラまで
2023年6月、佐々木県議は民主県政県議団を代表して幅広い県政課題を質問しました。
物価高騰への対応、スポーツのジェンダー平等、カスタマーハラスメント、生成AI、外国人労働者、豪雨対策、教育などです。
代表質問は個人質問よりも会派の政策を強く背負います。執行部へ説明を求め、県政の方向性を公の場で確かめる役割があります。
2026年8月の採決では、同じ会派が10対10に分かれました。
佐々木県議は会派を代表して行政へ説明を求めた経験があります。今回確認した資料では、採決中止へ賛成した具体的な判断理由を十分に確認できませんでした。本人サイト、会見、県政報告、SNSなどでの説明は引き続き確認します。
行政へ答弁を迫るだけでなく、自分の一票にも答弁する。それが代表質問を担った議員の責任です。
民主県政県議団は10対10、党議拘束では説明できない
TNCテレビ西日本は、動議採決時に起立した議員を記者が議場で確認し、佐々木県議を賛成49人の一人として公表しました。
民主県政県議団20人は、賛成10人、反対10人に分かれました。
自民党県議団は動議賛成に党議拘束をかけましたが、佐々木県議の所属会派は割れています。
同じ会派の新井富美子、岩元一儀、大田京子、大橋克己、嘉村薫、中嶋玲子、原田博史、室屋美香、守谷正人、渡辺美穂の各県議は、採決中止動議に反対しました。
佐々木県議には選択肢がありました。
6期の経験、副議長の経験を使って採決を守ることもできたはずです。実際には採決中止を選び、最大会派が求めた投票回避を成立させる一票になりました。
TNC調査で評価されたのは動議に反対した側
TNCが2026年8月19日に実施し、県内有権者1,020人が回答した緊急世論調査では、採決中止動議を「不適切な対応で納得できない」とした回答が75.0%でした。
「採決を行い各議員の賛否を明らかにすべきだった」は79.0%。「問題ない」は7.0%です。
民主県政県議団については、動議に反対した10人を評価する回答が60.4%、賛成した10人を評価する回答は11.4%でした。
この結果は、佐々木県議個人の支持率を示すものではありません。会派内で分かれた二つの判断に対する有権者の評価です。
2027年の統一地方選への影響を尋ねた質問では、「非常に影響する」「ある程度影響する」の合計が79.1%でした。
佐々木県議が7期目を目指すなら、副議長経験を経歴に掲げるだけでなく、その経験を今回なぜ採決中止に使ったのかを答える必要があります。
佐々木徹県議に答えてほしい7つの質問
- 元副議長として、採決中止動議に賛成した具体的な理由は何ですか。
- 辞職勧告決議案が採決されていたら、賛成と反対のどちらへ投票する予定でしたか。
- 採決を止めれば本案への議員別判断が残らないことを、どう評価しましたか。
- 同じ会派の10人が動議に反対した中で、賛成を選んだ理由は何ですか。
- 副議長として議会の公正な運営を担った経験を、今回の判断でどう生かしましたか。
- 20年以上の質問活動で、制度や予算へ反映された成果を一覧で公表しますか。
- 採決中止動議の議員別賛否を県議会公式サイトで公開することに賛成しますか。
よくある質問
Q1. 佐々木県議は蔵内議長の辞職に反対したのですか?
断定できません。辞職勧告決議案は採決されていません。確認できるのは、採決中止動議への賛成です。
Q2. 佐々木県議は副議長を務めましたか?
はい。2016年5月20日から2017年5月22日まで、第78代福岡県議会副議長を務めました。
Q3. 佐々木県議の選挙区はどこですか?
福岡市東区です。早良区ではありません。2023年県議選では12,744票で6選しました。
まとめ
- 佐々木徹県議は福岡市東区選出の6期目。2026年9月12日確認の公式プロフィールでは県政PLUS県議団に所属
- 2003年初当選、2016年に第78代福岡県議会副議長へ就任
- 建築都市委員、空港・交通インフラ調査特別委員
- 奨学金、港湾、福岡空港、物価、生成AI、教育などを質問
- 2026年8月17日の採決中止動議に賛成
- 会派は賛成10人、反対10人に分かれた
佐々木県議は、議会運営を担った経験者です。
副議長を経験し、20年以上県議会に在籍してきた人物です。
そのベテランが採決を止めた以上、「よく分からず賛成した」という説明は通りません。何を守るために県民から本案への判断を見えなくしたのか、自分の言葉で答えるべきです。
経験が長いほど、今回の一票について詳しく説明する責任があります。
関連記事
確認資料・参考リンク
- 福岡県議会|佐々木徹議員プロフィール
- 立憲民主党|佐々木徹議員情報
- 民主県政県議団|佐々木徹議員紹介
- 福岡県議会|歴代副議長
- 福岡県|2016年夏号・副議長就任
- 福岡県議会|2003年6月一般質問表
- 福岡県議会|2005年6月一般質問表
- 福岡県議会|2006年2月一般質問表
- 福岡県議会|2023年6月代表質問表
- 福岡市|2023年県議選開票結果
- 福岡TNCニュース|採決中止動議に賛成した49人
- TNC/FNN|採決中止の舞台裏
- 福岡TNCニュース|緊急世論調査
- 福岡県議会|令和8年8月臨時会の採決結果
追記(2026年9月16日現在)
福岡県議会では、2026年9月9日の9月定例会開会日に大島道人議員(自民党県議団)が議長に選出されました。大島議長は、金銭授受疑惑に関する第三者委員会への議会の協力と調査結果の公表、9月定例会中の政治倫理条例の制定、議員報酬・定数・選挙区の見直し、議長在任中の海外活動を実施しないこと、議会と執行部の関係の見直し、ワンヘルス施策の議論という6項目を「議長としての約束」として示しています。
福岡県は9月14日、「改革の地図」を公開し、海外活動、県議会と執行部の関係、部課長会による政治資金パーティー券購入補助、ワンヘルス、講師謝金、議員連盟への補助金を改革項目として整理しました。議長の約束と県の改革ロードマップは、今後、制度化・調査開始・結果公表まで進んだかを確認するための基準になります。
また、9月16日報道では、県議会側の第三者委員会について、弁護士13人で9月17日に設置する方向とされています。ただし、2026年9月16日時点では、公式に設置が完了したこと、調査が始まったこと、委員名簿や報告書の公表時期は確認できていません。報道された予定と、公式に確認できる実施結果を分けて追跡します。
出典:福岡県議会「議長としての6つの約束」/福岡県「改革の地図」/福岡県議会「令和8年9月定例会の代表質問表」/福岡県議会「令和8年8月臨時会の採決結果」/第三者委員会に関する9月16日報道(元記事は確認時点で閲覧できませんでした)


