原口剣生県議とは|元議長・7期が採決中止動議に賛成

原口剣生県議は、久留米市・うきは市選出、自民党県議団所属の7期目です。

2011年5月から2012年5月まで、第61代福岡県議会議長を務めました。

議長就任時には、公正で円滑な議会運営を心がけ、議会としてのチェック機能を果たす決意を公式に表明しています。

現在は県土整備委員会とスポーツ立県調査特別委員会に所属し、福岡県日韓友好議員連盟会長として韓国・慶尚南道議会との交流にも関わっています。

その原口県議は2026年8月17日、藏内勇夫議長への議長職辞職勧告決議案の採決を中止する動議に賛成しました。

動議は賛成49、反対35で可決。辞職勧告決議案そのものは採決されず、各議員の本案への賛否は公式記録に残りませんでした。

県議7期、元議長。議会の採決が何を意味するのかを知らない立場ではありません。

「公正な議会運営」と「チェック機能」を掲げた政治家が、なぜ本案の公開採決を止めたのか。

原口県議本人の説明が必要です。

▼採決中止動議の賛成・反対議員一覧
福岡県議会・採決中止動議の賛否一覧|49人と35人の全氏名

原口剣生県議の基本プロフィール

項目 内容
氏名 原口剣生(はらぐち・けんせい)
選挙区 久留米市・うきは市
会派 自民党県議団
当選回数 7回
生年月日 1954年7月18日
年齢 72歳(2026年8月24日現在)
常任委員会 県土整備委員会
特別委員会 スポーツ立県調査特別委員会
主な歴任 第61代福岡県議会議長
議員連盟 福岡県日韓友好議員連盟会長

県議会公式プロフィールは、2026年8月17日現在の所属として県土整備委員会とスポーツ立県調査特別委員会を掲載しています。

久留米市・うきは市は、筑後川流域の治水、道路、農業、商工業、観光、地域交通など、多くの県政課題を抱えます。

7期の経験を、地元課題の継続的な解決と行政監視へ生かせる立場です。

在職の長さは責任を軽くしません。会派内の慣行に異議を唱える経験と影響力を持つベテランとして、責任はむしろ重くなります。

1999年初当選、県議7期

原口県議は1999年の県議選で初当選し、2023年まで7期連続で当選しています。

2023年には選挙区の区割りが変わり、久留米市とうきは市を合わせた定数5の選挙区となりました。

同選挙区には8人が立候補。原口県議は27,452票、得票率28.2%で1位当選しました。

項目 2023年県議選・久留米市/うきは市
定数 5
候補者数 8
原口県議の得票 27,452票
得票率 28.2%
投票率 36.79%
結果 1位当選、7期目

2位は16,355票で、原口県議との差は11,097票でした。

大きな得票は、地元での政治基盤を示します。同時に、それだけ多くの有権者へ判断理由を説明する責任を負うということです。

本案への賛否を公式記録に残さなかった一票は、27,452票の支持と無関係ではありません。

第61代県議会議長を務めた

原口県議は2011年5月16日、第61代福岡県議会議長に就任しました。在任は2012年5月22日までです。

県議会公式の就任あいさつでは、公正かつ円滑な議会運営を心がけ、議会としてチェック機能を果たす趣旨を述べました。

議長は議事を整理し、議場の秩序を保ち、議会事務を統理します。

採決は、議員の意思を数で確定し、議会の結論として残す手続きです。議長経験者は、その意味を一般議員以上に理解しているはずです。

辞職勧告決議案に賛成するか反対するかは自由です。

採決自体を行わず、本案への態度を公式記録に残さない判断は、議会のチェック機能を弱めます。

元議長の原口県議には、過去の就任あいさつと今回の一票をどう整合させるのかを説明する責任があります。

2012年に慶尚南道議会との友好交流協定を締結

原口県議は議長在任中の2012年、福岡県議会と韓国・慶尚南道議会との友好交流協定書締結に関わりました。

県議会公式の交流史では、福岡県議会の原口議長と慶尚南道議会の許起道議長が協定書を交わしたと記録されています。

現在も福岡県日韓友好議員連盟会長を務め、2025年には慶尚南道議会との協定更新とワンヘルスに関する覚書締結を目的とした公式訪問団に参加しました。

2026年の訪問団公表でも、原口県議は同議員連盟会長として記載されています。

国際交流は一度の訪問で成果が出るものではありません。交流の継続、経済・文化・環境分野の具体的な協力を検証する必要があります。

10年以上にわたり議会間交流へ関与していることは、確認できる活動です。

県土整備とスポーツ立県を担当

原口県議は現在、県土整備委員会とスポーツ立県調査特別委員会に所属しています。

筑後川流域では、豪雨災害、河川整備、道路網、橋梁、土砂災害への備えが住民生活に直結します。

久留米市と周辺地域は県南の交通・産業拠点でもあり、広域道路や公共交通の整備は企業活動と医療アクセスに影響します。

スポーツ政策では、大会誘致、施設整備、競技力向上、地域振興に予算が使われます。

公共事業もスポーツ事業も、事業目的、費用、成果を記録に残さなければ検証できません。

議会の採決も同じです。誰がどの判断をしたかを残さなければ、有権者は政治家を評価できません。

県議会中継の議員別検索では該当情報なし

2026年8月24日時点で、県議会中継の「原口剣生議員」検索ページには「該当する情報はありません」と表示されています。

これは、原口県議が委員会活動や地元要望を行っていないことを意味しません。

県議会中継の議員別ページは、本会議の代表質問・一般質問として登録された映像を中心に表示する仕組みです。委員会発言、会派内協議、議員連盟活動までは同じ形で一覧化されません。

確認できる範囲では、少なくとも現在の検索ページから最近の本会議質問テーマを追うことはできませんでした。

7期のベテランを評価するには、役職歴だけでなく、委員会での発言、政策提言、予算への関与を本人が分かりやすく公開することが求められます。

本人サイトは自民党県連会長の肩書きを掲げる

原口県議の本人公式サイトは、福岡県議会議員に加え、自由民主党福岡県支部連合会会長との肩書きを掲げています。

県連会長は、候補者の公認、選挙、党組織、国政との調整に関わる重い立場です。

党の責任者であるほど、党議拘束を理由に個人の説明を省くことはできません。

採決中止の方針をどのように受け止め、会派・党内で何を発言したのか。役職に見合う公開説明が必要です。

肩書きの現況は党の公式な役員情報でも継続的に確認する必要がありますが、少なくとも本人が有権者へ示している肩書きとして無視できません。

原口剣生県議は採決中止動議に賛成した

TNCテレビ西日本は、動議の採決時に起立した議員を記者が議場で確認し、賛成49人の氏名を公表しました。原口県議はその一覧に含まれています。

自民党県議団は採決中止動議への賛成に党議拘束をかけました。採決に参加した自民党県議38人のうち37人が賛成し、反対したのは江藤秀之県議だけでした。

原口県議が辞職勧告決議案そのものに反対した、と断定することはできません。

本案は採決されず、原口県議の本案への賛否は記録されていないからです。

確認できるのは、原口県議が、本案を採決しないよう求める動議に賛成したことです。

元議長・7期に会派任せは許されない

原口県議は、7期の中でも県議会議長と会派要職を経験した有力議員です。

若手がベテランや党内力学に押されたという説明があるとしても、原口県議は「押される側」ではなく、会派内で意見を示せる側にいたはずです。

党議拘束へ賛成したのか、異論を述べたのか。公開資料からは分かりません。

分からないからこそ、本人が説明しなければなりません。

本案に反対なら、元議長として堂々と反対票を投じ、理由を述べればよかった。採決を止めたことで、原口県議自身の本案への判断は公式記録から消えました。

「公正な議会運営」を掲げた経歴と正面からぶつかる一票です。

TNC調査では79%が公開採決を求めた

TNCが2026年8月19日に県内有権者を対象として実施し、男女1,020人が回答した緊急世論調査では、緊急動議を「不適切な対応で納得できない」とした回答が75.0%でした。

「採決を行い各議員の賛否を明らかにすべきだった」は79.0%。「問題ない」は7.0%です。

2027年統一地方選の投票行動に影響するとした回答は合計79.1%でした。

一回の調査を県民全員の総意とは扱えません。それでも、議員ごとの判断を知りたいという強い要求は読み取れます。

原口剣生県議に答えてほしい7つの質問

  1. 採決中止動議に賛成した具体的な理由は何ですか。
  2. 辞職勧告決議案が採決されていたら、賛成と反対のどちらへ投票する予定でしたか。
  3. 第61代議長として掲げた「公正な議会運営」「チェック機能」と、採決中止をどう整合させますか。
  4. 党議拘束の決定過程で、7期のベテランとして何を発言しましたか。
  5. 本人サイトが掲げる県連会長として、県民への説明責任をどう果たしますか。
  6. 27,452票を託した久留米市・うきは市の有権者へ、今回の一票をいつ説明しますか。
  7. 採決中止動議の議員別賛否を県議会公式サイトで公開することに賛成しますか。

よくある質問

Q1. 原口県議は藏内議長の辞職に反対したのですか?

断定できません。辞職勧告決議案そのものは採決されていません。確認できるのは、採決中止動議への賛成です。

Q2. 原口県議は県議会議長だったのですか?

はい。2011年5月16日から2012年5月22日まで、第61代福岡県議会議長を務めました。

Q3. 2023年県議選では何票でしたか?

久留米市・うきは市選挙区で27,452票を得て1位当選しました。同選挙区は定数5に8人が立候補しました。

まとめ

  • 原口剣生県議は久留米市・うきは市選出、自民党県議団所属の7期目
  • 2023年県議選は27,452票、定数5の選挙区で1位当選
  • 2011年から2012年に第61代福岡県議会議長を務めた
  • 議長就任時に公正な議会運営とチェック機能を掲げた
  • 日韓友好議員連盟会長として慶尚南道議会との交流に関与
  • 2026年8月17日の採決中止動議に賛成した

議長経験と日韓議会交流、7期の在職を通じて築いた政治的影響力は確認できます。

その影響力は、責任を回避するためではなく、県民へ判断を示すために使うべきものです。

元議長の原口県議は久留米市・うきは市の有権者へ、公開採決を止めた理由を自分の言葉で説明すべきです。

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確認資料・参考リンク

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