川端耕一県議は、北九州市門司区選出、自民党県議団所属の4期目です。
北九州市議会議員の秘書を経て、自ら北九州市議を務め、2011年に福岡県議へ転じました。
県議会では医療、介護、防災、伝統文化、行政のペーパーレス化などを質問しています。
2026年8月17日、川端県議は、藏内勇夫議長への議長職辞職勧告決議案の採決を中止する動議に賛成しました。
動議は賛成49、反対35で可決。辞職勧告決議案そのものは採決されず、各議員の本案への賛否は公式記録に残りませんでした。
行政の効率化や医療現場の課題を議会で可視化してきた県議が、県議会自身の重要判断を記録しない側に立ったことは軽くありません。
この記事では、川端県議の経歴、選挙歴、門司区に関わる政策活動を確認し、採決を止めた一票を検証します。
▼採決中止動議の賛成・反対議員一覧
福岡県議会・採決中止動議の賛否一覧|49人と35人の全氏名
川端耕一県議の基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 川端耕一(かわばた・こういち) |
| 選挙区 | 北九州市門司区 |
| 会派 | 自民党県議団 |
| 当選回数 | 4回 |
| 生年月日 | 1969年6月13日 |
| 年齢 | 57歳(2026年8月24日現在) |
| 常任委員会 | 文教委員会 |
| 特別委員会 | 子育て支援・人財育成調査特別委員会 |
| 主な経歴 | 民間企業勤務、市議秘書、北九州市議 |
本人の公式サイトでは、福岡県立香椎高校を卒業後、民間企業勤務などを経て、2003年に北九州市議会議員の秘書、2005年に北九州市議へ初当選、2011年に県議へ初当選したと紹介されています。
市議会と県議会の両方を知る政治家です。
現在は文教委員会と子育て支援・人財育成調査特別委員会に所属し、教育と子育てに関わる審査を担っています。
2023年は定数2に3人、10,822票で当選
2015年の門司区選挙区で、川端県議は11,013票を得て当選しました。
2019年は11,671票で当選。
2023年は定数2に3人が立候補し、川端県議は10,822票、得票率36.4%で当選しました。投票率は37.85%でした。
| 選挙 | 状況 | 川端県議の結果 |
|---|---|---|
| 2011年県議選 | 北九州市門司区 | 初当選 |
| 2015年県議選 | 競争選挙 | 11,013票、当選 |
| 2019年県議選 | 競争選挙 | 11,671票、当選 |
| 2023年県議選 | 定数2・候補3 | 10,822票、当選 |
門司区では2023年も選挙戦があり、有権者は候補者を比較して川端県議へ議席を託しました。
次の選挙でも判断できるようにするには、任期中の重要な投票行動が記録されなければなりません。
医療機関と介護現場の課題を質問
2025年6月定例会で、川端県議は医療機関の現状と課題を質問しました。
2023年2月定例会では、新型コロナの5類移行を前に、医療・介護現場が抱える課題を取り上げています。
医療提供体制は、人口減少と高齢化が進む地域の生活基盤です。門司区でも、救急、病床、医療従事者の確保、介護との連携は重要な課題です。
質問しただけで制度改善すべてを川端県議の功績とはできません。
それでも、現場の課題を県議会の議題にしてきた活動実績は確認できます。
災害対応を地元活動の柱にしてきた
川端県議の公式サイトは、2018年7月豪雨で門司区に人的被害が出たことを取り上げ、災害復旧と生命・財産を守る取り組みを強調しています。
災害対応では、国・県・市の連携、危険箇所の把握、予算、工事の進捗など、正確な情報公開が不可欠です。
被害を受ける住民が行政を信頼できるのは、判断と責任の所在が見えるからです。
県議会の重要採決も同じです。結果を止め、議員別の判断が残らない状態にしたなら、なぜそうしたのかを本人が説明しなければなりません。
県庁のペーパーレス化を質問
2021年12月定例会で、川端県議は県におけるペーパーレス化の推進を質問しました。
ペーパーレス化は紙を減らすだけではありません。情報共有、業務手順、記録の保存と検索、意思決定の見える化に関わります。
行政の記録を扱う議員が、県議会の重要な採決記録を残さない動議に賛成したことは、整合性を問われます。
デジタル化を進めても、政治判断そのものが記録されなければ、透明性は高まりません。
川端耕一県議は採決中止動議に賛成した
TNCテレビ西日本は、動議の採決で起立した議員を記者が議場で確認し、賛成49人の氏名を公表しました。川端県議はその中に含まれています。
自民党県議団は採決中止動議への賛成に党議拘束をかけました。
採決に参加した38人中37人が賛成し、反対した自民党県議は江藤秀之県議だけでした。
川端県議が辞職勧告決議案そのものに反対した、と断定することはできません。
本案は採決されず、本案への賛否は記録に残っていないからです。
確認できるのは、川端県議が、本案を採決しないよう求める動議に賛成したことです。
4期の経験は説明責任を重くする
川端県議は、市議と県議を合わせて長い議会経験があります。
議案に反対票を投じることと、議案の採決そのものを止めることの違いを理解する立場です。
自民党県議団は、藏内議長から条件付きの辞意を引き出したため、採決中止で実利を得たとの趣旨を説明しています。
川端県議本人が、この説明にどこまで賛同したのかは公開情報から分かりません。
辞意を評価するなら、その理由を討論で述べ、本案に賛成か反対かを投票する方法がありました。
党議拘束は背景です。4期の県議の責任を消すものではありません。
文教委員として子どもに示す議会の姿
川端県議は現在、文教委員会と子育て支援・人財育成調査特別委員会に所属しています。
学校教育では、自分の意見を根拠とともに示し、異なる意見を聞き、公開の場で結論を出すことが重視されます。
県議会が重要議案の採決を止め、各議員の判断を見えなくした姿は、その理念と反対方向です。
文教行政を審査する県議として、川端県議は今回の手続きを次世代にどう説明するのか。
そこまで含めて問われる一票です。
TNC調査では79%が公開採決を求めた
TNCが8月19日に県内有権者1,020人を対象に実施した緊急世論調査では、緊急動議を「不適切な対応で納得できない」とした回答が75.0%でした。
「採決を行い各議員の賛否を明らかにすべきだった」は79.0%。「問題ない」は7.0%です。
2027年統一地方選の投票行動に影響するとした回答は計79.1%でした。
一回の調査を県民全員の総意とは扱えません。それでも、各議員の一票を知りたいという要求は明確です。
川端耕一県議に答えてほしい7つの質問
- 採決中止動議に賛成した具体的な理由は何ですか。
- 辞職勧告決議案が採決されていたら、賛成と反対のどちらへ投票する予定でしたか。
- 市議・県議の経験から、本案への反対と採決中止の違いをどう考えますか。
- 県庁のペーパーレス化を質問した立場として、投票記録の公開をどう考えますか。
- 党議拘束に異論はありませんでしたか。
- 文教委員として、今回の議会手続きを子どもたちへどう説明しますか。
- 門司区の有権者へ、今回の一票をいつ、どの方法で説明しますか。
よくある質問
Q1. 川端県議は藏内議長の辞職に反対したのですか?
断定できません。辞職勧告決議案そのものは採決されていません。確認できるのは、採決中止動議への賛成です。
Q2. 川端県議は北九州市議も経験していますか?
本人の公式プロフィールでは、2005年に北九州市議へ初当選し、2011年に県議へ初当選したと紹介されています。
Q3. この記事は違法行為を指摘していますか?
いいえ。議会手続きとして行われた投票行動を、政治的な説明責任の観点から評価しています。
まとめ
- 川端耕一県議は北九州市門司区選出、自民党県議団所属の4期目
- 民間勤務、市議秘書、北九州市議を経て2011年に県議初当選
- 2023年県議選は定数2に3人、10,822票で当選
- 医療・介護、伝統文化、ワンヘルス、県庁のペーパーレス化を質問
- 現在は文教委員会と子育て支援・人財育成調査特別委員会に所属
- 2026年8月17日の採決中止動議に賛成した
医療や防災、行政効率化に取り組んできた活動は確認できます。
その活動実績と、公開採決を止めた一票は別に評価しなければなりません。
市議・県議として議会を知る川端県議は、党議拘束を理由にせず、門司区の有権者へ自分の言葉で説明すべきです。

